セントラルコーストのキム・スンヨン(左)と競り合う広島の青山(右) [写真]=Getty Images
AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節が11日に行われ、グループFではオーストラリアのセントラルコースト・マリナーズとサンフレッチェ広島が対戦した。
ACL第1節は中国の北京国安とホームで引き分けた広島。一方のセントラルコーストは、アウェーでFCソウルに0-2と黒星発進で2戦目に臨む。
試合が動いたのは21分、高萩洋次郎がセンターサークル内からGKの意表を突くロングシュートでCKを得ると、パク・ヒョンジンの送ったボールに、J1開幕2戦連続ゴール中の塩谷司が頭で合わせてネットを揺らし、広島が先制する。広島イレブンは、得点後に“3.11”と人文字を作り、東日本大震災から丸3年が経過した当日に復興を祈念した。
先制されたホームのセントラルコーストは2分後に試合を振り出しに戻す。自陣からのロングボールに左サイドのキム・スンヨンが抜け出すと、中央へラストパス。ミル・ステリョフスキーがGKとの1対1を冷静に制した。さらにセントラルコーストは、32分に千葉和彦のクリアミスをゴール右45度の位置で拾ったステリョフスキーが強烈なミドルシュートを突き刺し、逆転に成功する。
後半、ボールを支配して押し込む広島は79分、左サイドのクロスがファーサイドの浅野拓磨にこぼれたが、シュートはGKの正面を突く。終盤には浅野の右クロスに投入直後の皆川佑介がニアサイドに飛び込むがわずかに合わないなど1点が遠く、試合はそのまま終了。広島は1-2で敗れた。
1分1敗となった広島は、19日に行われる第3節でホームにFCソウルを迎える。