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3冠王者G大阪がACL黒星発進…ホームで昨季中国3位に2ゴール許し敗戦

2015.02.24

昨季の3冠王者G大阪はホームでのACL初戦を0-2で落とした [写真]=遠藤健次

 AFCチャンピオンズリーグACL)グループステージが24日に開幕し、グループFではガンバ大阪広州富力と対戦した。

 昨季、J1、天皇杯、ヤマザキナビスコカップの3冠を達成したG大阪が、昨季は中国スーパーリーグ3位に終わり、プレーオフを勝ち抜いてグループステージ参戦を決めた広州富力を、ホームの万博記念競技場に迎えての一戦。

 ファーストシュートはG大阪が放つ。8分、左CKを獲得したG大阪はキッカーの遠藤保仁が中央へ送り、米倉恒貴が頭で合わせるが枠を大きく外した。しかし10分、ハーフライン付近でボールを奪った広州富力は、アブデルラザク・ハムダラーがそのままドリブルでDFをかわしエリア内左を突破。深いとこまで侵入しシュートを放つと、GK東口順昭の股の間を突きネットを揺らした。

 先制点を許したG大阪は、20分に左サイドでボールを受けた宇佐美貴史が、相手を抜ききらないままエリア手前左脇からシュートを放つが、相手GKが正面でキャッチ。28分には右CKから、丹羽大輝がヘッドで合わせるが、これもGKが正面でキャッチした。38分には、阿部浩之がエリア手前の右から自ら狙うが、GKがパンチングでセーブした。

 G大阪は決定的なチャンスを作れず、カウンター主体の広州富力にリードを許して前半を折り返す。

 後半の立ち上がりもG大阪がボールをキープするが、引いて守る相手になかなか決定機を作れない。68分、倉田秋が浮き球の縦パスを送ると、エリア内中央に抜け出したパトリックが頭で合わせるが、相手GKが好反応を見せて弾き出した。

 しかし80分、カウンターを仕掛けた広州富力は、DF3人に囲まれるも突破したハムダラーが遠藤にファールで止められてFKを獲得。エリア手前の正面からワン・ソンが直接狙うと、ボールは壁に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。広州富力がリードを2点に広げる。

 まず1点を返したいG大阪は83分、エリア手前の左でFKを獲得。遠藤が左隅を狙うが、相手GKが正面でキャッチ。広州富力は88分にエリア内右に抜けたハムダラーがシュートを放つが、枠を大きく外した。90分に、パトリックの落としを宇佐美がダイレクトで狙うが、わずかに枠の右に逸れた。

 試合はこのまま終了し、ホームのG大阪広州富力の守備を崩し切れず2失点で敗戦。昨季の3冠王者がACL黒星スタートとなった。

 G大阪は次節、3月3日にアウェイで韓国の城南FCと対戦する。

【スコア】
ガンバ大阪 0-2 広州富力

【得点者】
0-1 10分 アブデルザラク・ハムダラー(広州富力
0-2 80分 ワン・ソン(広州富力

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