AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節が6日に行われ、グループEの柏レイソルは敵地でビン・ズオンと対戦した。
すでにグループ首位通過を決めている柏は、大島康樹はがプロ初スタメン、中山雄太はプロデビューを果たすなど、若手を積極的に起用した。
14分、ペナルティエリア内でパスを受けた大島が相手DFを2人かわしながらシュートを放ったが、枠を捉えることができない。18分には、CKからのクロスに中山が触れ、こぼれ球に反応した中川寛斗が詰めるも、シュートは相手GKに防がれる。
38分、秋野央樹が右サイド高い位置でボールを奪うと、エリア手前の大津祐樹にパスを送る。大津が左足を振り抜いたが、得点には至らず。スコアレスで前半を終える。
均衡が破れたのは56分。左サイドからグエン・アイン・ドゥックが浮き球のパスを入れる。相手DFに当たるも、こぼれ球に反応したレ・コン・ビンが冷静に右足シュートを流し込んだ。コンサドーレ札幌にも在籍していた“ベトナムの英雄”が先制点を奪う。
リードを許した柏は67分、大津からのパスをエリア内で受けた大島が右足シュートを放ったが、惜しくもクロスバーに直撃。75分、右サイドでFKのチャンスを獲得し、狩野健太が直接狙うも、ネットを揺らすことができない。
最後まで1点が遠かった柏は0-1で今大会初黒星。敗れはしたものの、吉田達磨監督は終盤に柏U-18所属で2種登録している浮田健誠を投入するなど、若手選手に経験を積ませた。柏は、決勝トーナメント1回戦でグループGの2位水原三星と対戦。第1戦は19日に水原三星のホームで、第2戦は26日に柏のホームで行なわれる。
【得点者】
1-0 56分 レ・コン・ビン(ビン・ズオン)