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来年度の天皇杯は元日決戦に…会場は味スタ、今後は関西での開催案も

2014.11.13

[写真]=Getty Images

 JFA(日本サッカー協会)は13日、2014年度第11回理事会の報告を行い、天皇杯実施委員会の審議の結果、来年度の第95回天皇杯についての日程、決勝会場が決定したことを明かした。

 今年度の第94回大会は、国立競技場の改修に伴い、決勝は12月13日に日産スタジアムで開催されるが、次回大会は決勝戦が2016年1月1日に味の素スタジアムで行われ、伝統の元日での決勝戦となることになった。

 また、大会の形式が変更となった。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する4クラブ(AFC理事会で出場枠の変動の可能性あり)については、ACLで準々決勝に進出したクラブは4回戦(ラウンド16)からのシードとなる。

 ACL出場チームが準々決勝に進出できなかった場合、シード権はなくなり、空いたシード枠については協議の上、リーグ戦やヤマザキナビスコカップでの成績などを鑑みて、シードチームが決定。穴埋めをする形となる。ACLのベスト8は2015年5月末に決定する。その後、天皇杯実施委員会により、天皇杯の組み合わせが決まる。

 さらに、J1の17位、18位チーム(来年度は松本山雅FCとJ1昇格プレーオフ勝利チーム)とJ2全22チームが1回戦からの出場。JFLファーストステージ優勝チームも地域予選無しの1回戦シードとなる。

 会見に出席した原博実JFA専務理事は、ACL出場組のハードスケジュールを考慮したとコメント。2ステージ制が始まることもあり、天皇杯・ヤマザキナビスコカップも併せ、過酷な日程を指摘されているが、原専務理事は、「スケジュールについては色々議論している。来年については大幅に変えることはできない」「第97回大会(3年後)以降から大きく変わる可能性がある」と、年間カレンダーの調整に着手していると話すと、「今回発表した形がベストだとは思っていない」と語った。

 来年度の決勝は味の素スタジアムとなったが、「3カ所が開催に立候補した。条件を鑑みて味スタに決まった」と理由を話した原専務理事は、再来年以降の会場について、「まだ会場はわからない。開催してほしいと手を挙げてくれているところもある。新国立競技場が完成するまでは色々なところでやりたい。関西の可能性もある」と言及している。

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