この日2得点を挙げた沖吉大夢 [写真]=平山孝志
第98回全国高校サッカー選手権大会・2回戦が2日に行われ、神戸弘陵(兵庫)と明秀日立(茨城)が対戦した。
前半、神戸弘陵は右サイドを再三突破。14分には先制に成功する。兼田拓実が右サイドを深くえぐりグラウンダーのクロスボールを供給すると、シュートのこぼれ球にキャプテンの沖吉大夢が反応。左足を振りぬき強烈なシュートを蹴りこんだ。
後半、明秀日立は3バックから4バックに変更し立て直しを図るが、やはり神戸弘陵が攻め込む。50分、1年生の田中祉同が思い切ったミドルシュートを放つと、キーパーがはじいたボールをワントップで起用された松野隼輝が押し込み2点目を奪取した。
劣勢の明秀日立は根本琳生、海老原拓弥、藤原裕也の3人を一気に投入し勝負に出る。すると57分、海老原の右クロスを根本がヘッドで叩きこみ得点を奪取。交代で入った2人が反撃の狼煙を上げた。
流れをつかんだ明秀日立は長谷川涼平がポスト直撃のシュートを放つなど猛攻を仕掛ける。しかし77分、3回続いたコーナーキックを神戸弘陵に守り切られると、そのカウンターからPKを献上。このPKを沖吉が落ち着いて沈め、神戸弘陵が大きな追加点を手にした。
明秀日立はCB鎌上翔平を最前線に上げて諦めない攻撃を見せるとアディショナルタイムに突入した43分に根本がこの日2点目を奪取。その後も怒涛の追い上げを見せるも、そのまま試合は終了。激戦の末、神戸弘陵が3回戦に駒を進める結果となった。
神戸弘陵は3日、帝京長岡(新潟)と熊本国府(熊本)の勝者と3回戦で対戦する。
【スコア】
神戸弘陵 3-2 明秀日立
【得点者】
14分 1-0 沖吉大夢(神戸弘陵)
50分 2-0 松野隼輝(神戸弘陵)
52分 2-1 根本琳生(明秀日立)
72分 3-1 沖吉大夢(神戸弘陵)
83分 3-2 根本琳生(明秀日立)
By サッカーキング編集部
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