24年ぶりに選手権制覇を果たした静岡学園 [写真]=山口剛生
第98回全国高校サッカー選手権大会・決勝が13日に行われ、青森山田(青森)と静岡学園(静岡)が対戦した。
今大会の決勝は、2連覇を目指す青森山田と1995年度の両校優勝以来24年ぶりの優勝を目指す静岡学園の対決となった。青森山田は浦和レッズ加入内定のMF武田英寿、横浜FC加入内定のMF古宿理久、1年生のMF松木玖生といった面々が順当にスタメン入り。対する静岡学園は鹿島アントラーズへの加入が内定しているMF松村優太、MF小山尚紀、MF浅倉廉らが先発に名を連ねた。
試合が動いたのは11分、古宿のフリーキックから藤原優大が頭で合わせ、青森山田が先制に成功した。静岡学園にとってはこれが今大会初失点となった。さらに32分にはスルーパスから抜け出した武田がGK野知滉平に倒され、青森山田がPKを獲得。これを武田が自ら決めて、リードを2点に広げた。
追いかける静岡学園は、前半アディショナルタイムにセットプレーのこぼれ球を中谷颯辰が押し込み、1点を返して前半を終えた。
後半に入ってもボールを動かしながら積極的に仕掛けた静岡学園は62分、途中出場の草柳祐介のパスを受けた加納大が、DFを背負いながら振り向きざまに左足を振り抜くとこれがゴール右隅に突き刺さり、同点に追いついた。
再び試合が動いたのは85分、井堀二昭のフリーキックから中谷が頭で押し込み、静岡学園が逆転に成功した。青森山田は終盤、猛攻を仕掛けたが、追いつくことはできず。試合はこのままタイムアップ。逆転勝利した静岡学園が1995年度の両校優勝以来、24年ぶり2度目の選手権制覇を成し遂げた。
【得点者】
1-0 11分 藤原優大(青森山田)
2-0 33分 武田英寿(PK/青森山田)
2-1 45+2分 中谷颯辰(静岡学園)
2-2 62分 加納大(静岡学園)
2-3 85分 中谷颯辰(静岡学園)
By サッカーキング編集部
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