2013年の親善試合に出場した木村和司氏(右)[写真]=Getty Images
10月21日、ついに1989年公開の映画『バック・トゥー・ザ・フューチャーPART2』で描かれた未来に、現実の世界が追いついた。
劇中では、マイケル・J・フォックス扮するマーティ・マクフライ、クリストファー・ロイド扮するドク、エリザベス・シュー扮するジェニファー・パーカーの3人が車型タイムマシーン「デロリアン」に乗って1985年10月26日を出発し、2015年10月21日午後4時29分の“未来”(カリフォルニア、ヒル・バレー)に到着する。
では、30年前の日本サッカー界では何が起こっていたのか。デロリアンが出発した1985年10月26日、現実では国立競技場で1986年メキシコ・ワールドカップのアジア最終予選第1戦が行われ、日本代表は韓国代表との日韓戦に臨んでいた。
同試合には、原博実氏(現・日本サッカー協会専務理事)、松木安太郎氏、都並敏史氏、水沼貴史氏らが先発出場。ベンチには岡田武史氏(元日本代表監督)も入っていた。日本は前半の内に韓国に2点先行を許すと、43分に先発出場した木村和司氏がFKをゴール左上隅に突き刺して1点差とするが、1-2で敗戦。同年11月3日に行われた第2戦でも0-1で敗れ、初のワールドカップ出場をあと一歩で逃していた。
それから30年、日本サッカー界は成長を遂げてきた。1993年にはJリーグが設立され、日本代表は1998年のフランス大会でワールドカップ初出場を果たした。それから昨年のブラジル大会まで5大会連続でワールドカップに出場。最高順位は、2002年の日韓大会と2010年の南アフリカ大会に到達したベスト16となっている。
By サッカーキング編集部
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