長谷部と大久保はヴォルフスブルク時代ともにプレーしていた [写真]=Getty Images
7日発売の自伝『情熱を貫く 亡き父との、不屈のサッカー人生』の中で、川崎フロンターレのFW大久保嘉人が、ドイツのヴォルフスブルクに在籍した2008-2009シーズン、チームメートの長谷部誠の優しさに助けられた思い出を告白している。
自伝によると、ヴォルフスブルクには日本人学校はなく、大久保は自身のお子さんを現地の幼稚園に通わせていた。しかし、言葉が通じないため、愛息は「お腹が痛い」といって幼稚園に行きたがらなくなったという。これを心配した長谷部は、幼稚園まで様子を見に行ってくれたそうだ。
さらに、「可哀想だよ。マジで大丈夫かな」と、「まるで自分の子供のように」悩んでくれた長谷部は、自宅でカレーライスを作ってふるまってくれたとのこと。そのカレーライスをほおばる息子さんの姿を見て、「みんなが幸せな気分になった」のだという。