先制点を決めたフォルラン(右2番目)を祝福するC大阪の選手たち [写真]=白井誠二
J1第7節が12日に行われ、セレッソ大阪とガンバ大阪が対戦した。
2年ぶりの“大阪ダービー”となった同試合は、一般発売のチケットが前売りで完売となるなど大きな注目の中、キックオフを迎えた。
立ち上がりの2分にC大阪は、柿谷曜一朗のドリブルでの持ち上がりからのミドルシュートがG大阪GK東口順昭を襲うと、同プレーで得たCKから、今度は山口蛍がミドルレンジでボレーシュートを放つ。ここもGK東口が横っ飛びで弾くなど、C大阪が勢いを見せる。一方のG大阪は縦に速い攻撃でチャンスをうかがう。
迎えた21分、C大阪は柿谷からペナルティエリア内の山口にパスが渡ると、ダイレクトパスを受けたディエゴ・フォルランが、ワントラップから右足でゴール右へシュートを決め、先制する。フォルランはリーグ戦2得点目となった。
1点を追うG大阪だがトラブル。CKの際にニアサイドへ飛びこんだ今野泰幸が相手DFともつれて負傷。37分に佐藤晃大との交代を強いられる。しかし、42分にG大阪は右サイドの浅い位置でFKを得ると、遠藤保仁の送ったボールからGKキム・ジンヒョンと山下達也が交錯し、こぼれたボールを拾った阿部浩之がエリア内左で左足を振り抜き、ネットを揺らして同点とする。
後半、立ち上がりから押し込む時間が増えたG大阪は53分、阿部が長谷川アーリアジャスールからボールを高い位置で奪うと、そのまま振り切って右足のミドルシュートをゴール正面から右隅へ決めて逆転に成功する。
後半は劣勢の続いていたC大阪は62分、相手ハンドでゴール正面やや左の位置でFKを得ると、フォルランが短い助走からゴール右へ、低い弾道のシュートを直接決めて同点とする。
その後、両チームとも勝ち越し点を目指して攻めるが、得点は生まれず。2-2のドローに終わった。C大阪はリーグ戦3試合勝利なし、G大阪は4試合勝利なしとなった。
【得点者】
21分 ディエゴ・フォルラン(C大阪)
42分 阿部浩之(G大阪)
53分 阿部浩之(G大阪)
62分 ディエゴ・フォルラン(C大阪)
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