J1リーグ戦7試合無失点の偉業を成し遂げた浦和GK西川周作[写真]=Getty Images
Jリーグは19日、7月の「コカ・コーラ Jリーグ 月間MVP」受賞選手を発表した。
7月の月間MVPは、J1は浦和レッズのGK西川周作、J2はファジアーノ岡山のMF上田康太に決定した。なお、西川は今回の受賞で、J1史上初の2度目の受賞となった。
西川は、7月に開催された全3試合に出場し、J1リーグ戦記録更新となる7試合連続無失点に貢献。セーブ率は93.3%と高い数字を誇り、特に第15節の新潟戦、第16節の徳島戦において、相手との1対1をセーブするなど、「ピンチを確実に防ぐ集中力を維持する姿勢」が評価された。また、パスを受ける回数でも、GK内で各月トップの数字を記録しており、「パス回しに参加しながらチームのバランスを整えるコーチング能力にも長けている」と総評されている。
3月下旬に大宮アルディージャから岡山に期限付き移籍加入をした上田は、チームのペースメーカーとしてのプレーぶりが評価されての選出となった。「上田の活躍と共にチームは第9節から16戦無敗で、19位から4位に躍進した」と総評されている。また、第23節栃木SC戦で追加点をアシストしたコーナーキックなど、プレースキッカーとしての貢献度も高く評価されており、「チームのさらなる上位進出に期待を持たせる活躍」との評価も得た。
同賞は、各月のリーグ戦(J1、J2)において最も活躍した選手が表彰されるもので、サッカー専門メディアとJリーグからなる選考委員会によって選考。受賞した選手には、J1が30万円、J2が20万円の賞金が贈られる。発表は当該月の翌月に行われる。