アジアカップに出場したサガン鳥栖のFW豊田陽平(左)[写真]=Getty Images
26日、アジアカップに出場していたサガン鳥栖所属のFW豊田陽平が母校の星稜高校を訪れ、全国高校サッカー選手権で初優勝を果たした同校サッカー部にスパイクをプレゼントした。
同日、豊田は自身のフェイスブックを更新。無事に帰国したことを報告するとともに、「星稜高校へ日本一の記念品として、全部員にスパイクを贈呈してきました。僕の頃とは違い100人以上の部員がいることに驚きと確かな伝統を感じてきました」と綴っている。
アジアカップのグループリーグ初戦と同日に全国高校サッカー選手権の決勝戦が行われ、豊田や同代表FW本田圭佑の母校である星稜高校が悲願の初優勝を達成。豊田は「僕も圭佑以上に嬉しいなと。圭佑の時は3位ですから悔しい思いをしていると思うけど、僕はそこにもたどり着けずに終わってるので」と後輩たちの奮闘を称えると、「ましてや今年、佐賀牛を贈ったメンバーが優勝してくれたわけですから、すごく感慨深いものもあります」と、元日に宿舎を訪問して鳥栖の名産・佐賀牛を後輩部員に差し入れしたエピソードも交えながら、喜びを表した。
一方で、最後は「来年以降がまた怖いなと。また贈り続けないといけないんじゃないかと…」と、不安な表情も覗かせていた。
星稜の主将・鈴木大誠が決勝戦終了後に、「すごく美味しかったんですけれど…食べきれませんでした(笑)」と語るほど、豊田からは熱い思いの込もった大量の佐賀牛が贈られていたようだ。