福岡との仮契約が解除となったペドロ・ジュニオール [写真]=Getty Images
アビスパ福岡は23日、FWペドロ・ジュニオールとの仮契約を解除することを発表した。
福岡は16日にタイのブリーラム・ユナイテッドからペドロ・ジュニオールを完全移籍で獲得したと発表。ルールに基づき正式契約に向け登録作業を進めてきたものの、手続きの過程で同選手の登録上の問題が発生したという。そのため、クラブは仮契約の解除を決断した。
ペドロ・ジュニオールは福岡のクラブ公式HPで以下のようにコメントしている。
「登録上の関係で、2019シーズン日本でプレーできないこととなりました。アビスパ福岡のサポーターの皆様にお会いすることができず残念ですが近い将来お会いできれば嬉しいです。またアビスパ福岡関係者の方々に対しては自分のことを思い出していただき本当に感謝しています。また会いましょう、アビスパ福岡」
また、福岡の鈴木健仁チーム強化部長も次のように語った。
「この度は、登録上の問題でペドロ・ジュニオール選手との契約を解除することになりました。ペドロ・ジュニオール選手の活躍を期待されていた皆さまには、大変残念なお知らせとなり誠に申し訳ございません。チームは、現在厳しい状況が続いておりますが、引き続き戦力補強は行って参ります。現状を打開できる体制を整えるよう、最善を尽くしてまいりたいと思っておりますので、引き続き変わらぬご支援、ご声援をお願い致します」
ペドロ・ジュニオールは今年1月にブラジルのフォルタレーザへ完全移籍加入。公式戦1試合に出場した後、2月からタイのブリーラム・ユナイテッドでプレーしていた。日本サッカー協会(JFA)の「サッカー選手の登録と移籍等に関する規則」における第1章「登録」、第12条「シーズン」の第2項には「選手は、1つのシーズン期間中につき、最大3つのチームに登録することができる。この期間中、選手は、最大2チームのために公式試合に出場する資格を有する」と記載されている。同選手は今シーズン既にフォルタレーザ、ブリーラム・ユナイテッドで公式戦に出場しており、この規則が原因で仮契約解除に至ったのではないかと見られている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト