AFC女子アジアカップ ベトナム2014のグループリーグ最終節が18日に行われ、なでしこジャパンがヨルダン女子代表と対戦した。
各グループ2位以内に入るか、5位決定戦に勝利すると、2015年の女子ワールドカップ出場権を獲得できる予選も兼ねている同大会。グループAで首位のなでしこジャパンは、第2節から先発メンバーを全員入れ替えて試合に臨んだ。
引き分け以上でワールドカップの出場権が手に入るなでしこジャパンは、序盤から攻め込むと、25分に先制点を奪う。猶本光のパスを受けた左サイドの宇津木瑠美がクロスを入れると、ゴール前で吉良知夏がヘディングで合わせてゴールネットを揺らした。
吉良のなでしこジャパン初ゴールで均衡を破ると、前半終了間際の44分にも中島依美が追加点を挙げた。阪口夢穂のシュートがポストを直撃すると、こぼれたところを右足で蹴り込んだ。
2点差で後半を迎えると、後半開始直後の48分には猶本の浮き球のパスを高瀬愛実が落とし、最後は阪口が右足のダイレクトシュートを叩き込み、3点目をマーク。69分にも、中島が右サイドからクロスを入れると、ヨルダンのオウンゴールを誘発し、4点リードとなった。
大量点を奪ったなでしこジャパンは、76分にゴール前で得たFKを中島が左足で直接蹴り込んで得点した。82分にも、阪口がヘディングでダメ押し点を奪取。後半アディショナルタイムには、吉良が自身2点目を挙げると、守備陣もヨルダンを完封し、7-0と大勝を収めた。
2勝1分けの勝ち点7となったなでしこジャパンは、グループ1位突破での準決勝進出を決めるとともに、連覇のかかる来年の女子ワールドカップ出場権を獲得した。なお、準決勝は22日に行われる。
【得点者】
1-0 25分 吉良知夏(なでしこジャパン)
2-0 44分 中島依美(なでしこジャパン)
3-0 48分 阪口夢穂(なでしこジャパン)
4-0 69分 オウンゴール(ヨルダン女子代表)
5-0 76分 中島依美(なでしこジャパン)
6-0 82分 阪口夢穂(なでしこジャパン)
7-0 90分 吉良知夏(なでしこジャパン)