後半開始時から出場した岩渕真奈 [写真]=Getty Images
リオデジャネイロ・オリンピック 女子サッカー アジア最終予選の第3節が4日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)は中国女子代表に1-2で敗れた。3試合で1分け2敗、勝ち点1の5位に沈み、オリンピック出場は絶望的となった。
試合後、FW岩渕真奈が記者団の取材に応じた。
目に涙を溜めてミックスゾーンに現れた岩渕は「どうもこうもないです。結果が全てなので。特にないです」と絞り出すように第一声。「あのような形で失点をしてしまって…。それまでの流れも良くなかったことは確か。今のなでしこの実力だと思う」と、14分に喫した失点を振り返り、「結果が全てです」と繰り返した。
今までの大会との違いを問われると、「それはわからないけど、各個人の自信が少しずつなくなってきていたり、うまくいかない時にチームとして修正する力がなかったり…。今の実力がこれなのだと思う」と話し、「重圧があったのか」という質問には、「オリンピックに行かなければいけないことは間違いない。プレッシャーがないかと言えば(そうではなく)、どこかでみんな、持っていたと思う。でも、そんなことは言い訳にできない。行かなければいけない大会なので、情けないです」と、静かに語った。
同予選は、2月29日から3月9日にかけて大阪府で開催。日本、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、オーストラリア、中国、韓国、ベトナムの計6チームが参加し、総当たりのリーグ方式で、上位2カ国にリオ五輪の出場権が与えられる。第3節終了時点で5位のなでしこジャパンは次節、7日にベトナムと対戦。中国は同日に韓国と対戦する。
By サッカーキング編集部
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