先発出場の杉田亜未(右)が相手選手と競り合う [写真]=Getty Images
国際親善試合が5日に行われ、アメリカ女子代表となでしこジャパン(日本女子代表)がオハイオ州クリーブランドのファースト・エナジー・スタジアムで対戦した。
高倉麻子新監督の下、初陣となるアメリカ遠征で2試合に臨むなでしこジャパン。2日に行われた1試合目では、アメリカと打ち合いを演じて3-3と引き分けた。中2日で迎える2試合目では、先発メンバーを7名変更。GK山根恵里奈とDF川村優理、MF杉田亜未、MF増矢理花、FW菅澤優衣香が先発入りを果たし、DF高木ひかりとMF中里優は先発出場で代表デビューを飾った。
スコアが動いたのは27分、先制したのはアメリカだった。右サイドからのFKがゴール前へ飛ぶと、杉田がクリアしきれずに後逸。左サイドへ流れたボールをミーガン・クリンゲンバーグに拾われ、グラウンダーのクロスから最後はジュリー・ジョンストンに押し込まれた。前半は1-0で終了した。
1点ビハインドのなでしこジャパンは後半開始時から2選手を交代。MF中島依美とMF千葉園子を投入し、トップ下を務めていたFW岩渕真奈を前線に配して反撃を期す。しかし62分、右サイドからのクロスに飛び込んだアレックス・モーガンにワンタッチで押し込まれ、2点目を許した。2日の試合でも2ゴールを挙げているモーガンにまたもゴールを奪われ、なでしこジャパンは0-2とリードを広げられた。
2点を追う中、75分過ぎに雷を伴った大雨に見舞われたため、主審は試合を中断して選手たちはベンチ裏へと引き揚げた。以降も天候は回復せず、安全面を考慮して試合は打ち切りに。約15分を残し、なでしこジャパンは0-2の状態で試合を終えることとなった。
【スコア】
アメリカ女子代表 2-0(76分に打ち切り) なでしこジャパン
【得点者】
1-0 27分 ジュリー・ジョンストン(アメリカ女子代表)
2-0 62分 アレックス・モーガン(アメリカ女子代表)
By サッカーキング編集部
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