ザッケローニ監督監督から指導を受ける南野 [写真]=瀬藤尚美
8日、千葉県内にて日本代表候補トレーニングキャンプの二日目が行われた。
同キャンプは国内組のみで構成。ブラジル・ワールドカップ出場メンバー発表の5月12日まで約1カ月となり、アルベルト・ザッケローニ監督が見守る中、二日目は紅白戦などが行われた。
練習後、初日のトレーニングを右足首の負傷で別メニューとなったが、この日の練習には参加したセレッソ大阪所属のFW南野拓実は、以下のようにコメントしている。
「まずはここでサッカーができたことにすごい喜びを感じますし、やっていてすごく楽しかったですね」
――ゲーム形式だったが、自分を出せていたというシーンもあった?
「まだ、なんとも言えないですね。前を向いた時に少しは自分の思うようなプレーができたというところもあったんですけど。自分としてはもう一個、ゴールに向かう姿勢を見せたかったですし、もう一回前で関わることがまだできたと思うので、そこをもう少しこだわっていきたいなという気持ちですね」
――先月にU-19代表に参加したが、それとは違う喜びか?
「そうですね、やっぱり。国内ですけど、A代表は自分の中でサッカーをしている中でずっと夢見ていたところなので。少しは、気持ちは違いますね」
――グラウンド上でザッケローニ監督から指示を受けている場面もあったが?
「守備のところで、チームとして連動する中で自分のポジショニングであったり、そういうところを少し言われました」
――裏をとってゴールしたシーンや、工藤壮人選手にアシストしたが、手応えは?
「そういうところは自分の特長というか、裏へ抜けたところは自分のイメージしていたところにボールが出てくるし、やっていて楽しかったですね。そういうところをどんどん。もう明日しかないので、今日よりももっと積極的に、そういう姿勢を見せられればいいかなと思います」
――トップ下と左サイドの両方をやったと思うが、自分の求められている部分はどういうところ?
「まだそこまで話もしていないので、今はチームの約束事しか頭に入っていないので、その中でチームでやっている自分のスタイルを出す段階というか。自分もまだそこまでしかできないし、それを100パーセントやれればと思っています」
――今日はこういうメンバーでやって緊張は?
「いや、あんまり緊張とかしないので。ボールタッチの感覚とかもいつも通りできたかなと思います」
――久しぶりのトップ下だと思うが、自分の中でどういうイメージでプレーしている?
「パッと入っても、自分の感覚的にいつでもやれるところだとは感じていて、今日もやっていて、そこは自分なりにこなせたかなと思いますね。その中で簡単に失う場面もあったし、まだまだ質を高めていかないといけないと思っていますけど。でも攻撃の選手なんでどこでもできるというのはプラスだと思うし、左サイドに入ってもトップ下に入っても高いレベルでプレーし続けられるように、チームが変わっても意識していきたいと思います」
――残り1カ月でW杯のメンバーに残るため、自分が高めないといけない具体的なイメージは?
「もう、ここに来て技術がうまくなるわけではないし、自分にできることは本当にこの合宿中でもそうだし、全力を出して自分のプレーをするだけだと思っているので。そこからチームに帰っても時間はありますし、一戦一戦結果を出すことがそういうところにつながってくるというのは感じているので。それをやり続けられればいいかなと思います」
――明日も結果というものを求めて?
「そうですね。もちろん、そうですし、それは僕だけじゃないですし。そこにこだわって明日もやっていければいいかなと思っています」
――右足首の調子は大丈夫か?
「はい、大丈夫です。今日やった感じも自分的には痛みが出るプレーもなかったし、そこは全然問題ないです」
――今の日本代表には本田圭佑という選手がトップ下に君臨している。南野選手には持っていないものを期待されているのかもしれないが、どういうプレーで違いを出せると思っている?
「まだ、そこのレベルには行っていないと思います。まず、わかっていますし、まだここに招集されているのは、自分のいつも通りのプレーが評価されていると思うので、だから自分がいつもどおりのプレーを最大限にやることだけを考えていますし、こういうところでやった上で何か、次はどうすればいいとか、そういうことは見えてくると思うので。今はこのチームの約束事と自分の特長を出すことを意識しています」
――南野選手が代表に選ばれれば、ジョーカー的な役割になるかと思うが、動きとか代表チームでイメージはあるのか?
「あんまり自分はどの時間帯から入っても、いつもどおりやれればいいかなと思うので。本当にまだそこまで考えられていないですけど、与えられた時間と与えられたポジションで100パーセントやれればいいかなと思います」
――得点に絡む仕事ができればどこでも?
「そうですね」
――どの時間に出ても?
「はい」
――ワールドカップは諦めていない?
「はい」
――可能性は自分でどれぐらいだと思うか?
「いや、それは僕が決めることではないのでわからないですけど。自分のやれることを発表の日までにやるだけですね」
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