香川(左)の2ゴールなどで日本が快勝した [写真]=兼子愼一郎
キリンカップサッカー2016準決勝が3日に行われ日本代表とブルガリア代表が対戦した。
ブルガリア、デンマーク、ボスニア・ヘルツェゴヴィナというヨーロッパの強国を集めて開催される今回のキリンカップ。先に行われた準決勝もう1試合ではボスニア・ヘルツェゴヴィナがPK戦の末にデンマークを下して決勝へ駒を進めた。
日本はブルガリアを苦手としており、過去5回の対戦で1分け4敗と未だ勝利がない。この試合ではGK川島永嗣が2015年6月の2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選・シンガポール戦以来、約1年ぶりにスタメン起用され、最終ラインは左からDF長友佑都、DF森重真人、DF吉田麻也、DF酒井宏樹が並び、ボランチはMF長谷部誠とMF柏木陽介の2人。前線は2列目左にMF清武弘嗣、トップ下にMF香川真司、右にFW小林悠、ワントップにFW岡崎慎司が入った。
ファーストシュートは日本。開始3分、右サイドから攻撃を仕掛けると、クロスボールのこぼれ球に反応した柏木が右足でミドルシュートを放ったが、ここは大きく枠を外れた。直後の4分、エリア手前右の位置でボールを受けた柏木が、相手DFのプレッシャーを巧みな反転でかわして左足でゴール前にクロスを供給。オフサイドラインぎりぎりで飛び出した岡崎がヘディングで合わせると、このシュートがゴール右隅に決まり、日本が早い時間に先制点を奪った。
1点を追うブルガリアは22分、右サイドからのクロスにディミタル・ランゲロフが頭で合わせたが、ここはGK川島が好セーブで凌いだ。
するとピンチを凌いだ日本が立て続けにゴールを奪う。まずは27分、左サイド高い位置でロングパスを受けた長友が左足で正確なクロスを供給し、ファーサイドの香川がヘディングシュートをゴール左隅に沈めた。さらに35分、右サイドのゴールライン際でボールをキープした岡崎が後方の小林悠に預け、小林悠はここからグラウンダーで折り返す。ニアサイドに走り込んだ清武がスルーし、ボールはエリア内中央の香川のもとへ。香川は鮮やかなターンで相手DFを振り切ると、飛び出したGKの位置を見て左足でゴール左隅にシュートを流し込んだ。
止まらない日本は38分、エリア手前右から長谷部が上げたクロスをファーサイドの森重が頭で折り返し、最後はゴール前の吉田がヘディングで押し込んでネットを揺らした。
圧巻のゴールラッシュを披露した日本だったが前半終了間際にアクシデントが発生する。40分、相手DFとの接触プレーで香川が腰を負傷。プレー続行不可能となり、44分に宇佐美貴史が投入された。試合はこのまま4-0で前半を折り返す。
日本はハーフタイムで岡崎を下げ、後半開始から金崎夢生をピッチへ送り出した。
53分、日本は清武が金崎とのパス交換でエリア内右に侵入し、グラウンダーでラストパスを供給。ゴール前に走り込んだ吉田がダイレクトで流し込み、5点目を奪った。さらに57分、エリア手前中央の清武が右に展開し、酒井宏が右足でクロスを上げると、ファーサイドでフリーとなっていた宇佐美が胸トラップから右足の正確なシュートをゴール右隅に沈めて、スコアは6-0となった。
大差をつけられたブルガリアは59分、高い位置でルーズボールを拾うと、スルーパスでエリア内右に抜け出したミハイル・アレクサンドロフがシュートを押し込み、1点を返す。失点の直後、日本は小林悠に代えて浅野拓磨を投入。70分には清武との交代で原口元気を投入した。
追加点を狙って攻め続ける日本は73分、カウンターで抜け出した原口がドリブルでエリア内右まで持ち運び右足でシュート。75分には宇佐美がエリア手前左から右足でミドルを狙ったが、いずれもGKに阻まれた。75分、長谷部との交代で遠藤航がピッチへ送り出される。
しかし交代後の82分、ブルガリアが意地の1点を奪う。浮き玉のパスでエリア内左に侵入したイバイロ・チョチェフがDFを背負いながら左足を振り抜くと、強烈なシュートがGK川島の足元を抜けてネットを揺らした。
日本が追加点を奪ったのは87分。浅野が個人技でエリア内右に入り込むと、DFに倒されてPKを獲得。これを浅野が自らゴール右に決めた。浅野にとってはこれがA代表初ゴールとなり、お馴染みのジャガーポーズで喜びを表した。
直後の89分には、原口がエリア内でファールを取られ、今度はブルガリアがPKを獲得。しかしゲオルギ・ミラノフがゴール右を狙ったキックをGK川島が完全に読み切りセーブ。このまま試合終了のホイッスルを迎え、日本が7-2でブルガリア相手に初勝利を収めた。
この結果、勝った日本は7日に行われる決勝戦でボスニア・ヘルツェゴヴィナと対戦。敗れたブルガリアは同日に3位決定戦でデンマークと対戦する。
【得点者】
1-0 4分 岡崎慎司(日本)
2-0 27分 香川真司(日本)
3-0 35分 香川真司(日本)
4-0 38分 吉田麻也(日本)
5-0 53分 吉田麻也(日本)
6-0 57分 宇佐美貴史(日本)
6-1 59分 ミハイル・アレクサンドロフ(ブルガリア)
6-2 82分 イバイロ・チョチェフ(ブルガリア)
7-2 87分 浅野拓磨(PK)(日本)
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By サッカーキング編集部
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