スペインから帰国し、空港で取材に応じた清武
セビージャと2020年までの4年契約を締結し、正式入団が決定した日本代表MF清武弘嗣が25日に帰国し、空港で取材に応じた。
初めてのスペインとなった清武はタイトなスケジュールもあり、時差ボケであまり街は見られなかったが、「暑かったです」と現地の印象をコメント。その歓迎ぶりには、「たくさんの方がいて嬉しかったです」と話しつつ、「その分大きな期待もあると思うので、そこはしっかりと」と気を引き締める。
セビージャの本拠地サンチェス・ピスフアンを視察した感想については「選手たちとは会っていないですけど、素晴らしいスタジアムを見られましたし、何となく感覚はつかめました。あのピッチに早く立ちたいという気持ちがいっそう強くなりました」と、イメージを膨らませた。
セビージャ移籍がクラブ間合意に達した後、希望する背番号は「10」と明言し、現地紙なども背番号が10になることを報じたが、「まだどうなるかわからないです」と、決定していないことを明かした清武。しかし、「10番をつけたいと言って帰りました」と、自身の希望について主張してきたことを話す。その10番については、「偉大な番号だと思います。10番は結果を求められますし、いいプレーを求められます。すごく大事な番号だと思うので、つけたいという気持ちはあります」と、その重みを分かった上で、自身の成長の糧にすると改めてコメント。
セビージャではクラブの強化担当で、サッカー界で敏腕ぶりが知られるモンチSD(スポーツディレクター)に迎え入れる様子がクラブ公式HPなどで伝えられた。「モンチは気さくな方で、いろいろと話をしてくれました。そんなに具体的な話はしていないですけど、少しポジションの話などはしました」と、笑顔で話す。
また、現在エイバルでプレーするリーガ・エスパニョーラでの“先輩”にあたる乾貴士とは契約前にスペインリーグについてアドバイスを受けていたことを明かし、「僕とか乾くんのようなタイプの選手が多いところで、その中で激しさを求められます。技術が高い選手がたくさんいるので、その中でどういったことができるのか楽しみですし、自分と同じイメージを持った選手がたくさんいるということはワクワクします。今までにないくらいにイメージの共有ができるのかなとは思っていますけど、それはまた合流してから選手の特長を掴んでやらないとダメかなと思っています」と意気込む。
「チャンピオンズリーグもありますし、まずはポジションを取らないといけないので、そこを勝つことしか考えていません。自分のプレーを出したいです」「競争は僕が待ち望んでいたことですし、それに勝つことによって自分自身もレベルアップできると思います。いいイメージを持ってまずはポジション争いに挑みたいです」と、レギュラー奪取への意欲を語った清武。チームへの合流は7月上旬の予定となっている。
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By サッカーキング編集部
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