リオ五輪代表に選出されている久保裕也 [写真]=Getty Images
リオデジャネイロ・オリンピック日本代表にとって思わぬ事態となった。FW久保裕也が所属するヤング・ボーイズは27日、公式サイト上で同選手のリオ五輪派遣を拒否する意向を発表。これを受け、霜田正浩ナショナルチームダイレクター(=ND)が交渉のためにブラジルからスイスへと渡った。
26日にチャンピオンズリーグ予選3回戦ファーストレグ・シャフタール戦が開催され、この試合に出場したスウェーデン人FWアレクサンデル・ゲルントが左ひざを負傷。そのため、クラブ側は久保をリオ五輪に派遣することが困難になったとしている。
五輪出場について各国サッカー協会は選手の拘束力を持っていない。貴重なストライカーを欠くことになれば、48年ぶりのメダルを目指す手倉森ジャパンにとっては痛手。状況把握と交渉のため、霜田NDが急きょ、スイスへと向かった。なお、バックアップメンバーとしてGK杉本大地(徳島ヴォルティス)、DF中谷進之介(柏レイソル)、MF野津田岳人(アルビレックス新潟)、FW鈴木武蔵(新潟)の4名が選出されている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト