U-17ワールドカップ出場を決めたU-16日本代表(写真はグループステージのキルギス戦) [写真]=JFA
AFC U-16選手権の準々決勝が25日に行われ、U-16日本代表とU-16 UAE(アラブ首長国連邦)代表が対戦した。
勝てば来年開催される2017 FIFA U-17ワールドカップの出場が決まる運命の一戦。日本はグループBを3戦全勝の首位で突破し、UAEはグループAを2勝1分けの2位で勝ち抜けた。日本の先発にはGK谷晃生、DF喜田陽、瀬古歩夢、菊地健太、MF平川怜、福岡慎平、久保建英、中村敬斗、FW宮代大聖、棚橋尭士の11人が起用された。
序盤から試合の主導権を握った日本は14分、高い位置でボールを奪った喜田がエリア手前右から右足を振り抜くと、低い弾道のシュートが枠の左を捉えたが、ここはGKに阻まれた。さらに26分、前線でドリブルを仕掛けた久保がDF2人をかわしてエリア内に侵入。最後は右足で狙ったが、このシュートはGKの正面に飛んだ。
なおも攻め続ける日本は31分、右CKを得ると、久保が左足でクロスを供給。GKがこぼしたボールに素早く反応した瀬古が右足ボレーを叩き込み、待望の先制ゴールが決まった。
38分にはエリア手前中央でパスを受けた久保がDFをかわして左足の強烈なシュートを放ったが、DFに当ってわずかにコースが変わったボールはクロスバーの上に外れた。
前半はこのまま日本の1点リードで折り返す。
後半立ち上がりは圧力をかけてきたUAEに押し込まれる時間が続いたが、57分に日本がチャンスを迎える。前線で相手のクリアボールを拾った棚橋がエリア内の宮代に預けると、落としたボールを中村が右足ダイレクトで狙う。シュートは枠を捉えたが、GKにセーブされた。
日本は66分、中村に代えて山田寛人を投入。その山田はファーストプレーでスルーパスに抜け出してGKと一対一を迎えたが、右足で放ったシュートはわずかに枠の左へ逸れた。
71分にも平川からのパスでエリア内右に抜け出した山田がワントラップから右足で狙ったが、シュートはGKの正面を突いた。
終盤に差し掛かった81分、日本が大きなチャンスを迎える。エリア内でドリブルを仕掛けた宮代がDFに倒されてPKを獲得。しかし、自らキッカーを務めた宮代のシュートは右ポストを叩き、追加点とはならなかった。さらに85分には左からのCKに瀬古が頭で合わせたが、惜しくもクロスバーを叩いた。
追加点こそ奪えなかった日本だが、UAEに反撃を許さず、試合はこのまま1-0で終了。日本が2大会ぶりにU-17W杯出場権を獲得した。準決勝に駒を進めた日本は29日、ウズベキスタンとイラクの勝者と対戦する。
【スコア】
U-16日本代表 1-0 U-16 UAE代表
【得点者】
1-0 31分 瀬古歩夢(日本)
By サッカーキング編集部
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