U-20W杯の出場権を獲得したU-19日本代表 [写真]=JFA
AFC U-19選手権・準々決勝が24日に行われ、U-19日本代表とU-19タジキスタン代表が対戦した。
同大会は来年行われる2017 FIFA U-20ワールドカップのアジア予選を兼ねており、この試合に勝ったチームにはW杯の出場権が与えられる。日本はグループステージを2勝1分けで突破。対するタジキスタンは1勝1分け1敗で準々決勝へ駒を進めた。
5大会ぶりのW杯出場を目指す日本はグループステージ第3戦からメンバーに変更はなく、GK小島亨介、DF藤谷壮、DF冨安健洋、DF中山雄太、DF舩木翔、MF市丸瑞希、MF坂井大将、MF堂安律、MF三好康児、FW小川航基、FW岩崎悠人の11人が先発起用された。
引いて守るタジキスタンタジキスタンに対して序盤から攻勢に出た日本は8分、エリア内左でロングボールに反応した小川がヘディングで合わせると、このボールがGKの頭上を超えて右ポストを叩く。さらにこぼれ球を拾った右サイドの堂安が左足でクロスを上げると、ゴール前の小川が頭で叩き込み、幸先よく先制に成功した。
リードを得た日本は18分、左サイドをドリブルで持ち上がった三好がクロスを供給。これをエリア内右で受けた堂安が左足でシュートを放つと、弧を描いたボールがゴール左上に吸い込まれ、貴重な2点目が決まった。
その後も試合の主導権を握った日本はクロスやセットプレーからシュートチャンスを数多く作り出す。惜しくも3点目は決まらなかったが、タジキスタンに決定機を作らせることなく、2点のリードで前半を折り返した。
後半に入り51分、タジキスタンはエリア手前右で得たFKを小さく動かしてリスタートすると、ムハンマジョン・ハサンが左足で強烈なシュートを放ったが、わずかにゴール右へ外れた。
日本は68分、高い位置でドリブルを仕掛けた岩崎がエリア手前中央で倒されてFKを獲得。これを市丸が右足で直接狙ったが、シュートは枠の上に外れてしまった。
さらに73分、今度はエリア手前で小川がファールを受けてFKを獲得すると、自らキッカーを務めた小川が右足一閃。鋭いシュートがゴール左隅に決まり、日本のリードが3点に広がった。
終盤に差し掛かってもゲームを支配する日本は88分、エリア内右でパスを受けた岩崎がワントラップから左足のシュートをゴール左隅に沈め、決定的な4点目をマーク。試合はこのまま終了し、4-0の快勝を収めた日本が5大会ぶりにU-20W杯の出場権を獲得した。
ベスト4進出を決めた日本は27日にU-19ベトナム代表と対戦する。
【スコア】
U-19日本代表 4-0 U-19タジキスタン代表
【得点者】
1-0 8分 小川航基(日本)
2-0 18分 堂安律(日本)
3-0 73分 小川航基(日本)
4-0 88分 岩崎悠人(日本)
By サッカーキング編集部
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