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「縁がある」カシマスタジアムでA代表デビュー 永木「久しぶりの感覚だった」

2016.11.12

 日本代表MF永木亮太が、所属する鹿島アントラーズの本拠地・カシマサッカースタジアムでA代表デビューを果たした。

 11日に行われたキリンチャレンジカップ2016で、日本代表はオマーン代表と対戦。元鹿島のFW大迫勇也(ケルン)の2ゴールなどで、4-0の快勝を収めた。

 先発出場した永木は、「試合前の緊張感は今までになかったっていうか、久しぶりだったんじゃないかなっていう感覚だった。でもそれは自分にとってマイナスなことではなくて、すごくいい緊張感を持ちながらできたってことですね」とデビュー戦を振り返った。

 Jリーグでのデビューも、このカシマスタジアムだった。2010年7月14日、中央大学4年時に湘南ベルマーレで特別指定選手として、敵地での鹿島戦に先発出場。さらに今季からは鹿島でプレーしており、「ここはやり慣れていますし、僕のJリーグデビューもこのスタジアムだったので、やっぱり何かちょっと縁がある気はしていましたね」と話した。

 初の代表戦では、キャプテンの長谷部誠(フランクフルト)に代わってダブルボランチの一角に入り、山口蛍(セレッソ大阪)とコンビを組んだ。68分までプレーした永木は、「やりながらの感覚でそこまでは悪くなかった」と手応えを明かしつつも、「もっともっと周りとコミュニケーションや連携を深めていけば、もっといい駒の1人になれると思う」と連携の部分を課題に挙げた。

 2015年12月に日本代表候補に初選出され、今年10月の2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選で初招集を受けた永木。ついにデビューを果たしたが、代表での第一歩を踏み出したに過ぎない。「今日の試合で(攻撃面も)見せたかったですけど、チャンスがなかったんで。次の試合も出られるチャンスがあれば、そこは意識してやっていきたい」と語り、代表定着へのアピールに意気込んだ。

By サッカーキング編集部

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