ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦が11日に行われ、鹿島アントラーズとヴィッセル神戸が対戦した。
7日に行われた第1戦では鹿島が敵地で2-1の勝利を収め、有利な立場に立った。鹿島は勝ち、引き分け、0-1の負けでも決勝進出が決まる。一方、初の決勝進出を狙う神戸は敵地で最低でも2ゴールが求められる状況になった。鹿島はDFファン・ソッコがスタメンに復帰。神戸はスタメン4名を入れ替え、増山朝陽らが先発メンバーに名を連ねた。
試合は序盤から鹿島のペースで進む。16分、右サイドでスローインを入れると、赤崎秀平がマイナスに折り返したところを中村充孝が右足で決め、ホームの鹿島が先制に成功した。
2ゴールが必要な状況になった神戸も諦めない。21分、増山朝陽が右サイドの深い位置からドリブルでエリア内に進入し、マイナスの折り返し。これを中央の渡邉千真がゴール中央に決め、神戸が同点に追いついた。
粘る神戸が攻勢に出ていたが、次の得点を奪ったのは鹿島だった。後半立ち上がりの53分、エリア手前でパスを受けた赤崎が右足シュートを放つと、GK徳重健太が弾いたところを金崎夢生が押し込み、鹿島が勝ち越しに成功する。続く74分には山本脩斗の突破から最後は金崎がシュート。これが高橋祥平に当って決まり、2試合合計スコアを5-2とした。
82分には途中出場のカイオが個人技からゴールを奪い、リードをさらに広げた。このまま逃げ切った鹿島が3年ぶりの決勝進出を果たした。
31日に埼玉スタジアムで行われる決勝では、鹿島と前年度王者のガンバ大阪が対戦する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 4-1(2試合合計:6-2) ヴィッセル神戸
【得点者】
1-0 16分 中村充孝(鹿島アントラーズ)
1-1 21分 渡邉千真(ヴィッセル神戸)
2-1 53分 金崎夢生(鹿島アントラーズ)
3-1 74分 オウンゴール(鹿島アントラーズ)
4-1 82分 カイオ(鹿島アントラーズ)
By サッカーキング編集部
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