初タイトルを手にしたセレッソ大阪 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
4日、JリーグYBCルヴァンカップ決勝でセレッソ大阪と川崎フロンターレが対戦した。
両チームとも初タイトル獲得に向けて主力をピッチに送り込んだ。セレッソ大阪は日本代表に選出された山口蛍や杉本健勇のほかに、清武弘嗣を先発に選んだ。一方の川崎は、大島僚太や中村憲剛など、今季チームを引っ張ってきた主力をスタメン起用している。
試合開始早々の1分、C大阪がチャンスを掴んだ。エドゥアルドのミスを逃さず、杉本がペナルティエリア内でフリーでボールを受ける。GKとの1対1を、右足で冷静に決めた。
その後C大阪は、68パーセントものボール支配率を記録した川崎に攻め込まれる。40分、中村に右サイドの敵陣深い位置からクロスを上げられる。谷口彰悟にヘディングシュートを放たれるも、ゴールを割らせない。さらに43分、ペナルティエリア内右サイドでパスをつながれると、一瞬フリーになった中村が左足でシュート。しかし枠を外れ、C大阪が1点リードで前半を折り返す。
後半から川崎は選手を入れ替える。左サイドの三好康児に変わり、長谷川竜也がピッチに送られる。
1点を狙いたい川崎は50分、エウシーニョからのグラウンダーのクロスに小林悠が反応し、ペナルティエリア内からシュートを放つ。しかし、GKにキャッチされた。さらに71分、右からのCKにキッカーは中村。谷口が頭で合わせるが、これも枠を捉えられない。その後も攻撃的な選手を送り込んだ川崎だが、守備的なカードを切ったC大阪を切り崩せない。
後半アディショナルタイム2分、C大阪が試合を決定づける。カウンターからソウザがGKをかわし、ゴールへ流し込む。C大阪が追加点を奪った。
そのまま試合終了のホイッスルが鳴り響いた。最後まで川崎の攻撃陣を完封したC大阪が、クラブ初のタイトルを獲得した。
【得点者】
1-0 1分 杉本健勇(C大阪)
2-0 90+2分 ソウザ(C大阪)
By サッカーキング編集部
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