カメルーン代表のキャプテンを務めるエトー [写真]=Getty Images
カメルーンサッカー連盟と政府の間で、ワールドカップへの参加ボーナスの額で合意に達したとイギリスメディア『BBC』が伝えている。
今回の正式合意により、23人の選手は一人につき、5000万CFAフラン(約1000万円)を受け取ることになる。この額は2010年の南アフリカ大会に比べて500CFAフラン(約100万円)の増加となり、長い間の交渉を経て合意に至ったものだ。選手は一人につき、8000万CFAフラン~1億CFAフラン(約1600万円~2000万円)を要求していたようで、一部の地元メディアでは1億2500万(約2500万円)を要求したと報じていた。
今回の合意を受けて、キャプテンのサミュエル・エトーは、選手には自らのパフォーマンスの対価を知る権利があるとしている、地元メディア『Mboafootball.com』のインタビューでエトーは、「カメルーンサッカー連盟は選手のサラリーからどれだけ利益を得ているのかを明らかにするべきだ」とコメントしている。さらに「政府が我々のボーナスを保証し、事態を明らかにしてくれることを願っている」と付け加えた。
フォルカー・フィンケ監督は今回の件については「カメルーン政府と選手の問題だ」として、一定の距離を置いていた。「この問題がチームの調和と今後の練習に悪影響を与えないことを願っている」とコメントした。