メキシコ戦のPKをフンテラールに譲った理由を明かしたロッベン [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦でメキシコ代表と対戦したオランダ代表は後半開始直後に1点を先制されたが、試合終了間際に立て続けに2点を奪い、2-1で逆転勝利を飾った。この試合の後半アディショナルタイムに決勝点につながるPKを獲得したオランダ代表FWアルイェン・ロッベンは試合の翌日にPKをクラース・ヤン・フンテラールに譲った理由を明かした。オランダメディア『テレグラフ』が報じている。
ロッベンはPKの場面を振り返り、「PKはロビン(ファン・ペルシー)が1番手で僕は2番手だと決まっていた。だけど、途中出場したフンテラールは疲れていなかったし、彼のPKが正確だということを冷静に考えた。それでフンテラールに『蹴るかい?』と聞いたんだ」と説明した。
しかし、フンテラールが、ここ最近蹴った5本のPKうち4本を失敗していたことは知らなかったという。
「それを知らなくてよかったよ! 普段だったら自分で蹴っていたけど、あの場面はフンテラールに任せるのがベストな選択だと思ったんだ」
フンテラールは今シーズン、ブンデスリーガで第24節ホッフェンハイム戦、第30節フランクフルト戦でPKを失敗している。昨シーズンもチャンピオンズリーグのグループステージ第1節オリンピアコス戦、ブンデスリーガ第14節ハンブルガーSVで失敗。最後にPKを決めたのは11-12シーズンのブンデスリーガ第28節のホッフェンハイムだった。