テベス(左2番目)の先制点を喜ぶユヴェントス [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグが18日に行われ、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントとユヴェントスが対戦。香川はベンチスタートとなった。
ユヴェントス・スタジアムで行われたファーストレグを2-1で制し、アドバンテージを持って敵地へと乗り込んだユヴェントスは、開始早々の3分、カルロス・テベスがゴール正面やや左から鮮やかな右足ミドルを決め、先制点を獲得する。
アウェーゴールを与えてしまい、勝ち抜けにはまず2点が必要となったドルトムントだが、なかなか効果的な攻撃ができない。カウンターを狙う姿勢を見せるユヴェントスだが、27分にトラブル。ポール・ポグバが右太ももを痛めて、アンドレア・バルザーリとの交代を強いられる。これにより、システムを4バックから3バックに変更した。
ドルトムントはボールを支配するが好機は作れず。前半はユヴェントスのリードで終える。ハーフタイムにドルトムントはマルセル・シュメルツァーに代えてオリヴァー・キルヒを投入。それでもチャンスができないドルトムントは64分にもスヴェン・ベンダーとヘンリク・ムヒタリアンに下げ、ヤクブ・ブワシュチコフスキとアドリアン・ラモスを入れて早くも交代カードを使い切る。
しかしこの試合の2点目はユヴェントスに生まれる。70分、右サイドでのパス回しからクラウディオ・マルキジオが浮き球のパスをDFライン裏へ。飛び出したテベスがGKを引き付け、並走していたアルバロ・モラタがラストパスを落ち着いて押し込んだ。ユヴェントスには試合を決める2点目のアウェーゴールとなった。
意気消沈のドルトムントに対してユヴェントスは79分にもテベスが追加点。敵地で3-0の完勝を収めたユヴェントスが2連勝で準々決勝進出を決めた。
ユヴェントスは2シーズンぶりのベスト8進出。一方のドルトムントは3シーズンぶりにベスト8進出を逃した。
【得点者】
0-1 3分 カルロス・テベス(ユヴェントス)
0-2 70分 アルバロ・モラタ(ユヴェントス)
0-3 79分 カルロス・テベス(ユヴェントス)
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