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CL敗退のバルサ、メッシを抑えてファンから1番の評価を得たのは?

2018.04.13

ファンから1番の評価を得たGKテア・シュテーゲン [写真]=Getty Images

 ローマと対戦したチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝で、ホームでのファーストレグに4−1で快勝しながら、アウェイでのセカンドレグに0−3で完敗するという、ショッキングな大逆転劇を食らったバルセロナ。同大会では3シーズン連続でベスト8止まりとなり、来シーズンは4年振りのビッグイヤー(CLのトロフィー)獲得が至上命令となりそうな勢いだ。

 そんな中、スペイン最大のスポーツ紙である『マルカ』が、「バルセロナが来シーズンのCLを制覇するためには、誰をチームに残すべきか?」とのアンケートを行ったところ、興味深い結果が出た。

 トップチームの全選手およびエルネスト・バルベルデ監督に対し、「必要」もしくは「不要」のどちらかを選ぶことが可能なこのアンケート。チームに最も欠かせない人物に選ばれたのは、大黒柱のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシになるかと思いきや、守護神のドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンとなった。「必要」が「不要」を上回った数で、8万7500票を獲得したシュテーゲンは、8万1900票を獲得したメッシを抑え、ファンからナンバーワンの評価を得た。とはいえ、両者ともチームにとって必要不可欠な選手として認められていることに変わりなく、絶対的な攻守の要であることが改めて示される形となった。

 シュテーゲンとメッシに次いで「必要」が「不要」を上回ったのは、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ(同7万7100票)で、これにクロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチ(同7万2800票)、ブラジル代表MFコウチーニョ(同6万9100票)、スペイン代表DFジェラール・ピケ(同6万6700票)、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(同5万3300票)、オランダ代表GKヤスパー・シレッセン(同4万100票)、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(同2万5400票)、フランス代表MFウスマン・デンベレ(同2万2500票)、スペイン代表DFジョルディ・アルバ(同8500票)、スペイン代表MFセルジ・ロベルト(同3800票)、フランス代表DFサミュエル・ユムティティ(同1100票)、ブラジル代表MFパウリーニョ(同500票)、コロンビア代表DFジェリー・ミナ(同400票)を加えた15選手が合格点を与えられる結果となった。また、バルベルデ監督(同300票)も辛うじて及第点をもらっている。

 反対に、「不要」が「必要」を最も上回ったのは、ポルトガル代表MFアンドレ・ゴメス(同1800票)という十分予想可能な結果となった。これに元スペイン代表DFアレイクス・ビダル(同1500票)、スペイン代表FWパコ・アルカセル(同1400票)、フランス代表DFリュカ・ディニュ(同1400票)、スペイン人MFデニス・スアレス(同1100票)、ポルトガル代表DFネルソン・セメド(同1100票)、ベルギー代表DFトーマス・ヴェルマーレン(同100票)を加えた7選手が落第点を付けられた。

 CL敗退直後に実施されたアンケートとあり、ファンの気持ちが大きく反映された感はあるとはいえ、選手層の薄さが改めて浮き彫りとなったバルセロナ。来シーズンの同大会でコウチーニョを起用できるようになるのは大きな補強と言えるが、リーガ・エスパニョーラとの2大会を戦い抜くためには、準レギュラーの充実が必要不可欠となる。夏の移籍市場での戦力の入れ替えには一段と注目が集まりそうだ。

文=北村敦

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