CL3連覇を果たしたレアル・マドリード [写真]=UEFA via Getty Images
前人未到のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を達成したレアル・マドリードが、リヴァプールを3-1で破った26日の決勝で、“13”という数字にまつわる2つの大記録を達成した。
その1つは、言うまでもなく同大会の通算優勝回数だ。2014年に逝去するまで名誉会長を務めたアルフレッド・ディ・ステファノ氏を擁した“エポカ・ドラダ”(黄金時代)には、前身のチャンピオンズカップで5連覇(1956年から1960年まで)という不滅の金字塔を打ち立てているレアル・マドリード。今回の3連覇により、自らが持つ大会記録を更新する通算13回目の優勝を果たした。
そしてもう1つは、国際大会の決勝における連勝記録だ。今回のCL決勝での勝利により、レアル・マドリードは国際タイトルが懸かった一発勝負の舞台で13連勝を飾った。
この驚異的な連勝記録がスタートしたのは、現指揮官であるジネディーヌ・ジダンが“伝説のボレー”を決め、レヴァークーゼンを2-1で破った2002年のCL決勝だ。レアル・マドリードはこの優勝を皮切りに、CL決勝では5連勝(2002年、2014年、2016年、2017年、2018年)、UEFAスーパーカップでは4連勝(2002年、2014年、2016年、2017年)、インターコンチネンタルカップならびにFIFAクラブワールドカップ決勝では4連勝(2002年、2014年、2016年、2017年)を達成。国際大会の決勝で最後に苦杯を嘗めたのは、ボカ・ジュニオルズに1-2で敗れた2000年のインターコンチネンタルカップまで遡る。
なお、欧州や世界の舞台では“無双状態”のレアル・マドリードだが、国内では勝手が異なっている。実際、国際大会の決勝で13連勝中のこの16年間、コパ・デル・レイ決勝では、2011年と2014年は優勝を果たしたものの、2002年、2004年、2013年は準優勝に終わっている。また、一発勝負ではなくホーム&アウェイでの戦いになるスーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペイン・スーパーカップ)では、2008年、2012年、2017年と優勝している反面、2007年、2011年、2014年は準優勝にとどまっている。
なお、レアル・マドリードにとって次の国際タイトルを懸けた試合は、8月15日に開催されるUEFAスーパーカップのアトレティコ・マドリード戦になる。新シーズンの幕開けを告げる一戦は、ヨーロッパを舞台とした“マドリード・ダービー”だ。連勝記録を伸ばすことができるか、注目が集まりそうだ。
文=北村敦
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