CL決勝に臨むサウサンプトン出身選手たち [写真]=Getty Images
6月1日に開催される2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝は、11年ぶりのイングランド勢対決となった。昨年の雪辱を誓うリヴァプールと、初の決勝進出を果たしたトッテナム。どちらのファンにとっても喜ばしいことだが、彼らと同じように両チームの決勝進出をお祝いしているクラブがありそうだ。
それは、日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトン。リヴァプールとトッテナムには同クラブのOBが多数在籍しており、イングランド勢の躍進を影で支えたのはサウサンプトンと言っても過言ではないのだ。試合当日、関係者はきっと誇らしい気持ちで試合を見ることになるだろう。
そこで今回は、CL決勝という大舞台に臨む9名のサウサンプトンOBを紹介する。
写真=Getty Images
<リヴァプール>
フィルジル・ファン・ダイク
サウサンプトン在籍期間:2015年9月~2018年12月
母国オランダのフローニンゲンでプロデビューを果たすと、スコットランドのセルティックを経由して、2015年9月にサウサンプトンに加入。当時24歳だった。一年目からDFリーダーとして活躍すると、2017年12月にリヴァプールへの移籍が決定。移籍金は、DFの選手としてサッカー史上最高額となる7500万ポンド(約105億円)だった。今季はプレミアリーグの年間最優秀選手に選出されるなどキャリア最高のパフォーマンスを披露しており、今回のCL決勝でリヴァプールでの初タイトルを狙う。
サディオ・マネ
サウサンプトン在籍期間:2014年9月~2016年8月
フランスのメス、オーストリアのザルツブルクを経て、2014年夏にサウサンプトンに加入。背番号10を託されると、2シーズン連続で公式戦2桁得点を挙げて、2年目にはプレミアリーグでのクラブ史上最高位となる7位フィニッシュを達成した。その活躍が認められて、2016年夏にリヴァプールへ移籍。移籍金は、アフリカ人選手として当時の史上最高額にあたる3400万ポンド(約48億円)だった。今季からはリヴァプールでも10番を背負うことになったが、初のプレミアリーグ得点王に輝くなど、キャリアベストと言えるシーズンを過ごしている。
デヤン・ロヴレン
サウサンプトン在籍期間:2013年7月~2014年7月
2013年にリヨンからサウサンプトンに加入。結んだ契約期間は4年だったが、1年目から公式戦31試合出場2得点という成績を残すと、わずか1年でリヴァプールへのステップアップを果たした。なお、プレミアリーグで初得点を奪った相手はリヴァプール。2013年9月にアンフィールドで行われた試合で決勝点を叩き出した。リヴァプールでは特にモハメド・サラーと仲が良く、SNSでのじゃれ合いはファンの間でも好評を博している。
アダム・ララーナ
サウサンプトン在籍期間:2000年~2014年6月
サウサンプトンの下部組織出身で、2006年にトップチームデビュー。2009-10シーズンには年間20ゴールを挙げるなど、中心選手へと成長した。2010-11シーズンからは2年連続で昇格を達成。一時は3部リーグまで落ちたチームをプレミアリーグ復帰へと導いた。2014年のブラジル・ワールドカップ終了後に、ロブレンと共にリヴァプールに移籍。サウサンプトンでは、公式戦265試合に出場して60ゴールを記録した。
アレックス・オックスレイド・チェンバレン
サウサンプトン在籍期間:2000年~2011年8月
サウサンプトンがあるハンプシャー州の出身で、7歳の時に“セインツ”アカデミーに入団。2010年にプロ契約を結ぶと、16歳でトップチームデビューを飾った。その1年半後には、アーセナルに完全移籍。当時、サウサンプトンは3部リーグへの降格が決まっていたため、個人として“2段階昇格”を成し遂げた。しかし、アーセナルではレギュラーの座を奪うことができず、2017年夏にリヴァプールへ移籍。今年4月には、大ケガから約1年ぶりの復帰を果たし、ファンや監督を喜ばせた。
<トッテナム>
マウリシオ・ポチェッティーノ監督
サウサンプトン在籍期間:2013年1月~2014年5月
2013年1月にサウサンプトンの監督に就任すると、プレミアリーグ復帰を果たしたチームを見事、残留に導いた。迎えた2年目はシーズン15勝を挙げて、クラブ史上初となる8位フィニッシュを達成。その手腕を評価されて、2014年夏にトッテナムの新監督に就任した。5年目を迎えた今季まで、リーグ戦では常に5位以上の成績を収め、ここ4シーズン連続でトップ4入りを達成。6月1日に行われるCL決勝でクラブ史上初の優勝を狙う。
トビー・アルデルヴァイレルト
サウサンプトン在籍期間:2014年9月~2015年6月
サウサンプトンに在籍したのは、2014-15シーズンの1年間だけ。しかも、アトレティコ・マドリードからのレンタル移籍だった。それでも、ロナルド・クーマン監督のもとで公式戦28試合に出場すると、シーズン終了後にはトッテナム入り。かつてアヤックスで同僚だったクリスティアン・エリクセンやヤン・フェルトンゲンと再会を果たした。古巣を破ってたどり着いたCL決勝だけに、彼らの想いも背負ってピッチに立つことになるはずだ。
ヴィクター・ワニアマ
サウサンプトン在籍期間:2013年7月~2016年6月
ファン・ダイクと同じように、セルティック経由でサウサンプトン入り。プレミアリーグ初のケニア人プレーヤーとなった。強じんな肉体を武器に2年目から不動のレギュラーとなり、2015-16シーズンには7位フィニッシュに貢献。その夏、マネがリヴァプールへ移籍する一方、ワニアマはトッテナム加入を決断した。CL決勝ではファン・ダイクとマネだけでなく、ロブレンとララーナとの“元同僚対決”に臨むこととなる。
パウロ・ガッサニーガ
サウサンプトン在籍期間:2012年7月~2017年8月
アルゼンチンで生まれたあと、バレンシアの下部組織で育ったものの、トップチームへの昇格を果たすことはできず、2011年に渡英。ジリンガムFCで1年間プレーした後、2012年にサウサンプトンに加入した。ここで出会ったのが、同じムルプイという街で生まれたマウリシオ・ポチェッティーノ監督。指揮官が2014年にトッテナムの指揮官に就任すると、3年後には教え子のガッサニーガを呼び寄せ、2人はロンドンで再会を果たすこととなった。現在はウーゴ・ロリスのバックアッパーとして活躍している。
(記事/Footmedia)
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