自身の銅像に手をかけるベルカンプ氏 [写真]＝Arsenal FC via Getty Images
プレミアリーグ第27節が22日に行われ、アーセナルがサンダーランドとホームで対戦し、4－1と勝利した。試合には、クラブOBである元オランダ代表FWのデニス・ベルカンプ氏も来場。スタジアムに建てられた自身の銅像のお披露目に駆けつけた。
快勝した試合後、アーセナルのアルセーヌ・ヴェンゲル監督は、ベルカンプについて問われると、「彼はクラブの運命を変えた」と語り、11シーズンに渡って在籍したかつてのエースを絶賛した。クラブ公式HPが伝えている。
ヴェンゲル監督は、「彼はインテルを経て、アーセナルに来た最初のビッグスターだった。クラブの変革に貢献してくれ、彼の事を忘れる人間はいないよ」と称賛。「誰もがデニスの存在を認めたよ。今も元選手達はデニスの格の違いを口にする。彼は別格で知性もあり、今は少し失われつつあるものを持っていた。クラブへの忠誠心だよ。彼は特別な扱いに値する」と惜しみない賛辞を贈った。
また、ベルカンプがクラブに戻ってくる可能性については、「いつかそうなる事に反対ではない」と語った一方で、「そのクオリティはあるが、時期を待つことも必要。既に大勢のスタッフが揃っているからね」と続け、冗談を交えながら言及した。
「今のデニス・ベルカンプには2つのクラブの存在がある。最も重要なのはアヤックス。彼は現在、アヤックスでコーチをしている。そして彼の人生で2番目に重要なのがアーセナル。おそらくそれは次のステップだね」
ベルカンプは、1995年から現役を引退する2006年までアーセナルに在籍。3度のプレミアリーグ制覇をはじめ、多くのタイトル獲得に貢献していた。