リーグカップ決勝、トッテナム対チェルシーが行なわれたウェンブリー・スタジアム [写真]=Getty Images
チェルシーが本拠地であるスタンフォード・ブリッジのスタジアム改築工事に取り掛かるため、イングランドの国立競技場であるウェンブリー・スタジアムに借用オファーを提示したと、イギリス紙の『デイリーメール』や『デイリーミラー』など複数メディアが6日に報じた。
チェルシーは2017年夏から現在の4万1798人収容のスタジアムを6万席まで増設するプランを打ち立てており、改築工事の間、ウェンブリーを3シーズン借りるため、年間1100万ポンド(約20億7000万円)相当のオファーを提示したとされる。
ウェンブリー・スタジアムの収容数は9万席となっているが、運営面での規定により毎試合、5万席に制限されるという。
チェルシーは2014-15シーズンのリーグカップ決勝戦で、同じくスタジアム改築案を進めている地元ライバルのトッテナムを2-0で下して優勝したが、同オファーが受諾されれば、今回も同スタジアムをめぐる賃貸の争奪戦にも勝利した格好となる。
一方、トッテナムも2017年からホワイト・ハート・レーンの改築工事を予定しており、ウェンブリー・スタジアムに年間800万ポンド(約15億円)での賃貸オファーを提示していたとされている。
なお、チェルシーのスタジアム改築費用は約5億ポンド(約940億円)にも上ると見込まれている。