チェルシー、ベンチから追放された女性ドクターへ現場復帰を要請か

　チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督からベンチ入り禁止処分を言い渡されていた女性チームドクターのエヴァ・カルネイロ氏が、現場へ復帰するよう18日に要請されたことが明らかになった。同日付のイギリス紙『テレグラフ』が報じている。

　同紙によると、クラブ側の希望があったものの、カルネイロ氏が復帰するかについてはいまだ不明だという。

　チームから離れていた原因となったのは、8月8日に行われたプレミアリーグ開幕節スウォンジー戦のこと。後半アディショナルタイムにベルギー代表MFエデン・アザールがファールを受けてうずくまると、同氏は治療のため同僚のジョン・ファーン氏とともにピッチへ入った。そのためアザールは一度ピッチ外へ出なければならず、すでに退場者を出していたチェルシーは一時的に9人で戦うことになり、激怒したモウリーニョ監督はカルネイロ氏を痛烈に批判し、ベンチから追放している。

　FIFA（国際サッカー連盟）やBASEM（イギリススポーツ医学協会）もモウリーニョ監督の行動を問題視し、カルネイロ氏はすでに弁護士事務所に相談しているとも報じられていた。

　19日に行われるプレミアリーグ第6節で、チェルシーはアーセナルと対戦する。