チェフ、無失点試合数でプレミア歴代最多記録に並ぶ…完封率でも圧倒

　アーセナルに所属するチェコ代表GKペトル・チェフがプレミアリーグの完封試合数で歴代最多記録に並んだ。13日付のイギリス紙『デイリーメール』などが報じている。

　プレミアリーグ第16節が13日に行われ、アーセナルはアストン・ヴィラと対戦し、2－0の勝利を収めた。チェフは同試合で相手攻撃陣を無得点に抑えたことで、完封試合数を「169」に伸ばした。

　この数字はかつてリヴァプールやマンチェスター・Cなどでプレーした元イングランド代表GKデイヴィッド・ジェームズ氏の記録に並び歴代トップタイとなった。

　また、ジェームズ氏が572試合で達成したのに対し、チェフは349試合で記録を樹立。そのため完封率は約50％を記録し、完封試合数トップ10に入った他の選手を圧倒している。

　チェフは今夏、11年間所属したチェルシーからライバルのアーセナルへ移籍。ロンドンに本拠を置くチーム間での移籍で、チェルシーファンから殺害予告を受けるとともに、開幕当初はアーセナルサポーターからもプレー内容で批判を浴びた。それでも、ここまでリーグ戦全16試合に出場しわずか13失点と、堅守を誇るアーセナル守備陣を支えている。

　チェフは記録更新をかけて、21日に行われるリーグ第17節のマンチェスター・C戦に臨む。