アーセナルがプレミアリーグで5年ぶりに“ビッグロンドン・ダービー”を制した [写真]=Arsenal FC via Getty Images
プレミアリーグ第6節が24日に行われ、アーセナルとチェルシーが対戦した。
同じロンドンを本拠地とするアーセナルとチェルシー。 ともに開幕から3勝1分1敗で“ビッグロンドン・ダービー”を迎えた。近年、このダービーマッチを苦手としているアーセナル。昨シーズンのコミュニティ・シールドで勝利したものの、リーグ戦では2011年10月を最後に勝てていない。さらにリーグ戦で最後にチェルシーからゴールを奪ったのも2013年1月のこと。リーグ戦7試合ぶりのゴールと、5年ぶりの白星を挙げて、不名誉な記録をストップさせたいところ。
一方、20日に行われたフットボールリーグ・カップ(EFLカップ)3回戦で延長戦突入の激闘を制したチェルシー。中3日で臨むリーグ戦は、直近2試合で引き分け、敗戦と調子を落としており、得意のダービーマッチで3試合ぶりの勝利を狙う。
試合は開始11分、アーセナルに“3年8カ月ぶり”のゴールが生まれる。アレクシス・サンチェスが相手DFガリー・ケーヒルのバックパスミスを奪い、ペナルティエリア内に進入。相手GKティボー・クルトワとの1対1で落ち着いて、ループシュートを沈めた。
先制で勢いづいたアーセナルは14分、アレックス・イウォビのパスを、エリア内右のエクトル・ベジェリンがダイレクトで折り返す。ゴール前でフリーとなっていたセオ・ウォルコットが右足で流し込んで、追加点を挙げた。
2点リードを得たアーセナルだが、アクシデント発生。フランシス・コクランが負傷し、32分にグラニト・ジャカとの交代を強いられた。
40分、アーセナルがカウンターから追加点を奪う。サンチェスが、メスト・エジルのスルーパスでエリア内右に抜け出し、逆サイドにクロス。そのまま走り上がったエジルが、フリーで左足ボレーシュートをゴール右隅に叩き込んだ。前半はアーセナルの3点リードで折り返す。
後半はチェルシーが主導権を握ったものの、なかなか決定的なチャンスを作れない。55分、セスク・ファブレガスを下げてマルコス・アロンソを投入した。アーセナルは69分にイウォビに代えてキーラン・ギブスを入れる。チェルシーも71分にウィリアンとエデン・アザールを下げて、ペドロとミシー・バチュアイを送り出した。
アーセナルは77分、EFLカップで強烈なミドルシュートを決めたジャカが、サポーターに促されるようにエリア前で左足を振り抜くが、シュートは枠を捉えられない。79分にはサンチェスをオリヴィエ・ジルーに代えた。
チェルシーは84分、ダヴィド・ルイスが自陣から絶妙なスルーパスを通す。これでエリア内に抜け出したバチュアイが右足シュートを放つが、GKペトル・チェフに阻まれた。
試合はこのままタイムアップ。アーセナルが3-0でチェルシーに快勝し、リーグ戦では5年ぶりに“ビッグロンドン・ダービー”を制した。
アーセナルは28日にホームで行われるチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でバーゼルと対戦。リーグ戦次節は、10月2日にバーンリーとのアウェーゲームに臨む。一方のチェルシーは次節、10月1日にアウェーでハルと対戦する。
【得点者】
1-0 11分 アレクシス・サンチェス(アーセナル)
2-0 14分 セオ・ウォルコット(アーセナル)
3-0 40分 メスト・エジル(アーセナル)
By サッカーキング編集部
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