モウリーニョ監督(左)がFWマルシャル(左)について言及した [写真]=Getty Images
マンチェスター・Uのジョゼ・モウリーニョ監督は、フランス代表FWアントニー・マルシャルが逆境を乗り越えることを望んでいるようだ。イギリス紙『デイリーメール』が28日付で伝えている。
モウリーニョ監督のもとで満足のいく出場機会を得られず、不満を募らせているというマルシャル。一部ではウェストハムとセビージャが同選手のレンタルでの獲得を模索しているとも報じられている。同紙は、フランスのテレビ番組によるインタビューに応じたモウリーニョ監督のコメントを掲載した。
「選手は皆異なるが」と切り出した同監督は、「私は、ムヒタリアンの方がアントニーより難しい状況にあったと思う」とコメントし、ここにきて本来の輝きを取り戻しつつあるアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンを引き合いに出した。同監督はムヒタリアンについて「彼は本当にオープンな人間で、私と彼が今までに指導を受けてきた監督との違いを理解している。彼は試合でプレーしていない間も、そのレベルに達するように努力していた」と話し、その姿勢を褒め称えつつ、マルシャルが同じような道をたどることを望んでいる。
さらに、モウリーニョ監督は「アントニーがまだとても若いということ、そして今のマンチェスター・Uと昨シーズンのマンチェスター・Uは全く異なったサッカーをしているということを人々は忘れている」と続け、マルシャルに昨シーズンと同様の活躍を求めるのは酷だとした。
「少しばかり時間はかかっているが、マルシャルはまだまだ若い。彼はもっとうまくなりたいと望んでいる。彼は良いプロフェッショナルだから、私は何も心配していない。私は彼がこれからもここにいると確信しているよ」とマルシャルへの期待を口にしたモウリーニョ監督。同選手はその思いに応えることができるだろうか。
By サッカーキング編集部
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