ラージョ・バジェカーノ戦で2得点を挙げたMFベイル(左) [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第35節が23日に行われ、ラージョ・バジェカーノとレアル・マドリードが対戦した。
今シーズンのリーガ・エスパニョーラも今節を合わせて残り4試合。16位ラージョ・バジェカーノは、降格圏の18位スポルティング・ヒホンと勝ち点差「3」で残留争いを強いられている。前節のマラガ戦では後半アディショナルタイムに同点ゴールを献上して、ほぼ手中に収めていた勝ち点3を逃していただけに、ホームで勝ち点をもぎ取りたいところだ。
一方、首位バルセロナを勝ち点差「1」で追うレアル・マドリードは、逆転でのリーガ制覇に向けて9連勝を目指す。スタメンにはフランス代表FWカリム・ベンゼマ、前節のビジャレアル戦を欠場していたウェールズ代表MFギャレス・ベイルらが名を連ねた。エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、右ハムストリングを痛めて招集外となっている。
立ち上がり3分、アウェーのレアル・マドリードがチャンスを作り出す。エリア内右でベイルからボールを受けたベンゼマがベイルにリターンパス。これをエリア外右から左足で直接ミドルシュートを放ったが、右ポストに当たって枠を外れた。
ホームのラージョ・バジェカーノがこの試合初めてのチャンスを先制点に繋げる。7分、ベベが左サイドを抜け出すと、ドリブルでエリア内左に侵入。左足で中央にグラウンダーで折り返すと、フリーになっていたアドリアン・エンバルバが左足でゴールに流し込んだ。
1点ビハインドとなったレアル・マドリードは12分、エリア外右でボールを受けたマテオ・コヴァチッチが相手DFの裏に浮き球のパス。エリア内中央でベンゼマがオーバーヘッド気味に右足で合わせたが、枠を捉えることができない。
14分にラージョ・バジェカーノがリードを2点に広げる。右CKからのクロスをアマジャとラファエル・ヴァランが中央で競り合う。こぼれ球に反応したミクが右足で蹴り込み、ゴールネットを揺らした。
攻めるラージョ・バジェカーノは27分、ベベが敵陣中央でボールを持つと、右足を思い切り良く振りぬく。ボールは変化しながらゴール右を捉えたが、GKケイロル・ナバスの好セーブに阻まれた。
2点を追うレアル・マドリードがセットプレーから1点を取り返す。35分、右CKからトニ・クロースが右足でクロスを供給。ニアサイドでベイルがヘディングシュートを放つと、ボールはゴール左に突き刺さった。
レアル・マドリードをアクシデントが襲う。42分、右足を痛めたベンゼマが途中交代を余儀なくされ、ルーカス・バスケスを投入した。前半はこのまま終了し、ラージョ・バジェカーノが1点リードで折り返した。
後半に入って52分、レアル・マドリードが試合を振り出しに戻す。右サイドの深い位置からダニーロが右足でクロス。中央でL・バスケスが相手DFと競り合いながら頭で合わせ、ゴール右に決めた。
勝ち越しゴールを狙うレアル・マドリードは、63分にルカ・モドリッチ、78分にハメス・ロドリゲスを投入した。すると79分、エリア付近中央でフリーキックを獲得する。キッカーのベイルが左足で直接狙ったが、ボールは壁に当たってしまう。
攻め続けていたレアル・マドリードが遂に逆転に成功する。81分、高い位置で相手のパスミスを奪ったベイルがドリブルで独走。エリア内左から左足でシュートを放つと、ボールはゴール右に吸い込まれた。
このまま試合は終了し、レアル・マドリードが3-2で勝利を収めてリーグ戦9連勝を達成。一方、敗れたラージョ・バジェカーノは3試合ぶりの黒星となった。
ラージョ・バジェカーノは次節、30日にアトレティコ・マドリードと敵地で対戦。レアル・マドリードは26日にチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグでマンチェスター・Cと、30日にリーガ・エスパニョーラ第36節でレアル・ソシエダと、それぞれ敵地で対戦する。
【スコア】
ラージョ・バジェカーノ 2-3 レアル・マドリード
【得点者】
1-0 7分 アドリアン・エンバルバ(ラージョ・バジェカーノ)
2-0 14分 ミク(ラージョ・バジェカーノ)
2-1 35分 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)
2-2 52分 ルーカス・バスケス(レアル・マドリード)
2-3 81分 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)
By サッカーキング編集部
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