レアルのC・ロナウド(左)とバルセロナのメッシ(右)[写真]=Getty Images
2015-16シーズンも終わり、束の間の休戦に入ったバルセロナとレアル・マドリードのスペイン2大クラブだが、現地メディアによるライバル争いは休むことを知らないようだ。スペインの各メディアがバカンスを過ごす世界最高選手と名高い2人の様子を“必死”に伝えている。
バルセロナ所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、スペインのイビサ島でバカンスを過ごしている。『エル・ムンド』紙によると、メッシは定員10名、全長28メートルでの4つの船室、2つのユニットバスがあるヨットを借りており、1日のレンタル料は7800ユーロ(約90万円)だという。
メッシは家族と友人のグループとともにヨットで沖へ出て、遊泳、水上バイクなど休暇を楽しんでいる。イビサ島は著名人が集まるバカンスの地として有名で、ハイシーズンの7月、8月はレストラン、ホテルも決して安くはない。メッシは脱税により、21カ月の禁錮刑を言い渡されているが、その影響は経済的に全くないようだ。脱税をしているメッシがこんなにも豪勢な休暇を送っているとマドリード寄りの『エル・ムンド』紙の意図が読み取れる記事だ。
レアル・マドリード所属のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドもイビサ島でヨットを借りて、家族や友人らとバカンスを過ごしている。『アス』紙によれば、レンタルしているヨットは1週間で9万ユーロ(約1040万円)だという。C・ロナウドはヨットで見事な肉体美を多くのパパラッチに撮られている。
また、『ムンド・デポルティーボ』紙によると、バルセロナ寄りのカタルーニャ州のテレビ局『TV3』は鍛えられたC・ロナウドが太ってみえるように試合後のユニフォームをまくり上げた腹筋の部分を写真加工ソフトのフォトショップでぼやかして報道していたとアメリカのテレビ局『CNN』に指摘されたという。
マドリード寄り、バルセロナ寄りのメディアはライバルチームのエースを印象を少しでも悪く(もしくは、かっこ悪く)しようと互いに必死のようだ。
By サッカーキング編集部
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