リーガ開幕戦で開始2分に先制点を奪ったベイル(中央) [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第1節が21日に行われ、レアル・ソシエダとレアル・マドリードが対戦した。
レアル・マドリードは、9日に行われたUEFAスーパーカップで日本代表MF清武弘嗣の所属するセビージャを延長戦の末に撃破。新シーズン初戦でタイトルを獲得し、好スタートを切った。弾みをつけて臨むリーガ開幕戦は、昨シーズン9位レアル・ソシエダの本拠地に乗り込んでの一戦。だが、FWクリスティアーノ・ロナウドとFWカリム・ベンゼマらを負傷で欠き、MFルカ・モドリッチは昨シーズンから持ち越した出場停止処分で欠場となった。先発メンバーには、復帰したFWアルバロ・モラタやユーロ2016でも活躍したMFギャレス・ベイルらが名を連ねた。
試合が動いたのは開始わずか2分だった。右サイドのダニエル・カルハバルがアーリークロス。ペナルティエリア中央に走り込んだベイルが頭で豪快に叩き込んで、レアルが先制に成功した。
9分、1990-91シーズンにソシエダで背番号「9」を着けたデイリアン・アトキンソン氏が、警察官にテーザー銃で撃たれて亡くなったことを受けて、エスタディオ・アノエタはサポーターたちによる哀悼の意を込めた拍手に包まれた。
ソシエダは30分に最大のチャンスが訪れる。味方のスルーパスでアシエル・イジャラメンディがエリア内右に抜け出すと、飛び出した相手GKの前で横パスを選択。しかし、これは味方に合わず、古巣対決のイジャラメンディは右ポストに蹴りを入れて悔しさを露わにした。
するとレアルは40分に追加点を挙げる。マルコ・アセンシオが、ラファエル・ヴァランからのロングパスで抜け出すと、絶妙なトラップからループシュート。これが相手GKの頭上を越え、鮮やかにゴールネットを揺らした。前半はレアルの2点リードで折り返す。
後半に入って69分、エリア手前中央でFKを得たレアルは、セルヒオ・ラモスが右足で直接狙う。これは壁に直撃するが、こぼれ球に反応したマテオ・コヴァチッチがダイレクトで右足を振り抜く。強烈なミドルシュートは枠の右下隅を捉えるが、GKヘロニモ・ルジの好セーブに阻まれた。
レアルは73分にトニ・クロースを下げてイスコを、77分にモラタを下げてハメス・ロドリゲスを投入した。ソシエダも79分、ミケル・ゴンサレスに代えてカルロス・ベラをピッチに送り出す。
84分、諦めないソシエダは、19歳のミケル・オヤルサバルがシャビ・プリエトのロングパスで抜け出し、エリア内右に進入。シュートまで持ち込むが、戻ったマルセロと飛び出したGKキコ・カシージャのブロックに阻まれた。
すると逆にレアルは後半アディショナルタイム4分、ベイルがJ・ロドリゲスのスルーパスで抜け出すと、そのまま相手GKもかわして無人のゴールネットを揺らした。試合は直後にタイムアップを迎え、レアルが3-0の快勝。新シーズンのリーガで白星スタートを切った。
レアル・ソシエダは次節、27日にアウェーでオサスナと対戦。レアル・マドリードは同日にセルタをホームに迎える。
【得点者】
1-0 2分 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)
2-0 40分 マルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)
3-0 90+4分 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)
By サッカーキング編集部
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