バルセロナが楽天とのスポンサー契約を発表。会見に出席したバルトメウ会長(左)と三木谷氏(右)[写真]=Anadolu Agency/Getty Images
バルセロナは16日、インターネットサービスを運営する楽天株式会社とグローバル・スポンサー契約を締結したことをクラブ公式サイトで発表した。
[公式発表] @RakutenJP 2017/18年以降のバルサの新グローバルメインスポンサー https://t.co/si3yK4rSvj #FCBRakuten pic.twitter.com/CSUTv4hQcJ
— FC バルセロナ (@fcbarcelona_jp) November 16, 2016
同日に本拠地カンプ・ノウで行われた記者会見には、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長とマネル・アロジョ副会長に加えて、楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長も出席。バルトメウ会長から「ヨウコソ!」と迎えられた三木谷氏は「世界最高クラブのバルセロナとの契約はとても名誉なことで、非常に嬉しく思います。我々のサービスやイノベーション、経験を使って貢献していきたいと思います。グローバル・イノベーション&エンターテイメント・パートナーとして、ユニフォームのスポンサーシップ以上に、バルセロナの力になりたい」とコメントした。
契約は2017-18シーズンから4年間で、契約料は年間5500万ユーロ(約64億5000万円)に加え、リーガ・エスパニョーラ優勝で150万ユーロ(約1億8000万円)、チャンピオンズリーグ制覇で500万ユーロ(約6億円)のボーナスが支払われるという。また、日本で毎年1試合を開催する考えもあり、対戦相手や日程について三木谷氏は「今はチームのスケジュールがタイトなので、日本での試合相手も含めて計画段階です」と説明した。
バルセロナは2013年7月からカタール航空と年間3350万ユーロ(約39億3000万円)で3年間のスポンサー契約を締結。2015年夏には、地元ラジオ『El món a RAC1』に出演したバルトメウ会長が、社名を伏せたものの楽天と交渉中であることを示唆していたが、今年7月にはカタール航空との契約を2017年6月30日まで延長していた。
また、バルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケが2015年6月に自身の公式ツイッターで三木谷氏を訪問したことを明かしており、同年12月にもFIFAクラブ・ワールドカップ2015で来日した際に会談。今夏も三木谷氏がオーナーを務めるヴィッセル神戸を訪問し、ノエビアスタジアム神戸や、いぶきの森練習場などを見学していた。
ピケと三木谷氏の交流はスポンサー契約に関係していると以前から推測されていたが、記者会見でバルトメウ会長が「ジェラール・ピケと妻のシャキーラはミキタニと仲が良く、今回の契約のきっかけは、ピケが2015年にサウンフランシスコにあるミキタニの家で食事会を開いてくれたことだった」と説明した。
なお、契約料はマンチェスター・Uとシボレー(アメリカの自動車メーカー)の推定年間6300万ユーロ(約73億8000万円)を超えて世界最高額になるとの報道もあったが、チェルシーと横浜ゴム(日本のタイヤメーカー)の推定年間4700万ユーロ(約55億1000万円)を超え、現段階で世界2位に浮上することとなった。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト