ゴールを喜ぶイングランド代表 [写真]=Getty Images
イングランド代表は12日、ユーロ2016予選グループE第3節でエストニア代表とのアウェー戦に臨み、1-0で勝利した。
イングランドは3日前に行われたサンマリノ代表戦を5-0で大勝。予選2連勝スタートを切った。その試合のスタメンから3選手を変更。ラヒーム・スターリング、ジェイムズ・ミルナー、キーラン・ギブスに代えてアダム・ララーナ、ファビアン・デルフ、レイトン・ベインズを起用した。
開始30秒にエストニアのセルゲイ・ゼニオフに際どいシュートに持ち込まれたイングランドだったが、自陣に引くエストニアに対し、すかさずポゼッションで上回っていく。ジャック・ウィルシャーをアンカーに置く4-4-2の布陣で臨んだイングランドは、16分に最初の決定機をつくる。ウィルシャーの浮き球のパスに反応したボックス内のウェイン・ルーニーがボレーで合わせたが、惜しくもシュートは枠の上へ外れた。
前半の半ばにかけてもイングランドが終始ボールを持ったものの、アタッキングサードでの崩しの工夫を欠いてシュートに持ち込むことができない。相手の守備ブロックの前で単調にボールを回すイングランドは、36分に痺れを切らしたウィルシャーがドリブルシュートでゴールに迫ったが、ボールは枠を外れた。その後もボールを保持したイングランドだったが、エストニアの守備網を攻略するような攻撃を展開できず、ゴールレスで試合を折り返した。
迎えた後半、中盤の選手を1人入れ替えたエストニアだったが、開始3分にアクシデントに見舞われる。キャプテンを務めるラグナル・クラヴァンがデルフの突破を止めて2枚目のイエローカードを受け、退場となってしまった。
数的優位となったイングランドの攻勢が強まるなか、ロイ・ホジソン監督は61分にデルフに代えてアレックス・オックスレイド・チェンバレンを投入。さらにジョーダン・ヘンダーソンに代えてスターリングを送り出した。すると74分、ボックス手前左でスターリングが得たFKを新キャプテンが沈める。ルーニーが直接狙ったシュートがゴール左を捉えると、GKセルゲイ・パレイコの手を弾いてゴールラインを割った。
試合終盤にかけても主導権を握るイングランドは、追加タイムにルーニーに追加点のチャンスが訪れるなど、エストニアを寄せ付けず。3連勝スタートを切った。
(記事/超ワールドサッカー)