イングランド代表が2-1でオーストラリア代表に勝利した [写真]=The FA via Getty Images
国際親善試合が28日に各地で行われ、イングランド代表とオーストラリア代表が対戦した。
6月にユーロ2016を控えるイングランド代表は、30日に予定されている23名の本大会出場メンバー発表を前に最後の試合。GKフレイザー・フォースター(サウサンプトン)やMFジャック・ウィルシャー(アーセナル)、MFダニー・ドリンクウォーター(レスター)が先発起用されたほか、今シーズン大ブレイクした18歳のFWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)らがスタメン入りを果たしている。
一方、今夏に主要な大会のないオーストラリア代表だが、9月から2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選が始まり、10月には日本との対戦も予定されている。スタメンにはGKマシュー・ライアン(バレンシア)、FWロビー・クルーズ(レヴァークーゼン)や、キャプテンのMFマイル・ジェディナク(クリスタル・パレス)らが名を連ねた。
試合は開始早々の3分にイングランドが先手を奪う。左サイドからラヒーム・スターリングが上げたクロスがDFに当たると、こぼれ球をエリア内左で受けたラッシュフォードがダイレクトボレー。右足から放たれたシュートはGKのニアサイドを突き、ネットを揺らした。
先制されたオーストラリアはクルーズを中心に何度かチャンスを作るが、シュートは枠を捉えられない。一方のイングランドもセットプレーなどからいくつかチャンスはあったものの決定的な場面はなく、前半は1-0で終了した。
後半に入ると、オーストラリアが攻勢を仕掛ける。51分、最終ラインからのロングボールに反応したクルーズがエリア内左へ侵入するが、これはオフサイドの判定。さらに2分後にはトム・ロギッチがミドルシュートを狙ったが、これもクロスバーの上に外れていった。
イングランドにとっての嫌な流れを断ち切ったのが、後半からウィルシャーに代わって投入されたウェイン・ルーニーだった。55分、中盤でボールを受けたスターリングが左サイドをドリブルで駆け上がると、逆サイドでフリーになっていたルーニーにパス。受けたルーニーはエリア外から右足で豪快なシュートを叩き込み、イングランドが2-0とリードを広げた。
不利な状況になったオーストラリアだが76分に1点を返す。右サイドからアレックス・ウィルキンソンがクロスを送ると、クリアしようとしたエリック・ダイアーのヘディングがGKフォースターの股をすり抜けオウンゴール。1点差に詰め寄った。
しかし、同点を目指したオーストラリアは最後まで2点目を奪うことができず、試合はこのまま2-1で終了。22日に行われたトルコ代表戦から2連勝を飾ったイングランドは、6月2日にポルトガル代表と国際親善試合を実施し、ユーロ2016に臨む。本大会ではグループBに入り、ロシア代表とウェールズ代表、スロヴァキア代表と対戦する。
一方のオーストラリアは6月4日と同7日にギリシャ代表と2度の国際親善試合を予定している。
【スコア】
イングランド代表 2-1 オーストラリア代表
【得点者】
1ー0 3分 マーカス・ラッシュフォード(イングランド)
2-0 55分 ウェイン・ルーニー(イングランド)
2-1 76分 OG(エリック・ダイアー)(オーストラリア)
By サッカーキング編集部
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