フランス代表復帰を果たしたFWベンゼマ [写真]=Getty Images
レアル ・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマが、EURO2020に向けて胸中を明かした。6日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
今シーズンのレアル・マドリードでリーグ戦34試合に出場し23ゴール9アシストを記録、大車輪の活躍を見せたベンゼマは、5年半ぶりの代表復帰を果たした。同選手は“レ・ブルー(フランス代表の愛称)”の一員としてEURO2020に挑めることが幸せだと語った。
「世界で一番幸せな男だと思っているよ。僕にとって最も幸せなのは、家族とサッカーなんだ。そしてマドリードでの生活に満足しているし、EURO2020を戦うためにフランス代表に戻ってきたことを誇りに思い、幸せに思う。大会の開幕が楽しみだね」
また、ベンゼマは今大会の優勝候補筆頭であるフランス代表について「各ポジションに世界のトップクラブでプレーする選手が揃っていて、とても強いチームだ。僕たちは、このチームの強さを示さなければならない」と、ポテンシャルの高さに言及。さらに、強豪が犇めくグループのライバルであり、2014年のワールドカップ準々決勝で対戦したときに敗れたドイツ代表については「リベンジだとは思っていない。7年でいろいろなことがあって、ずいぶんと時間が経ってしまったからね。僕はただ、試合を楽しんで勝ちたいんだ」と答えた。
その一方で、フランス代表の先輩であり、今シーズンまでレアル・マドリードを率いていたジネディーヌ・ジダン監督の退団については「僕だけでなく、みんなにとっても驚きの出来事だった。彼はいつも僕にとって兄のような存在だったんだよ。彼とは長い付き合いで、ピッチ内外で助けてもらった。誰にとっても難しい決断だったけど、僕たちは新監督を迎えて、再び成功することを目指しているよ」と告白。
最後に、レアル・マドリードへの移籍が囁かれている同胞のFWキリアン・エムバペについて「キリアンは、計り知れないクオリティーを持った若くて良い選手だね。彼はもちろんレアル・マドリードでも歓迎される。むしろ、彼と契約したいと思わないチームがあるんだろうか?今、パリ・サンジェルマンと契約している彼が、どう判断するかを見守りたい。僕たちの優先事項は、EURO2020で優勝することなんだ」とコメントした。
フランス代表は15日の初戦でドイツ代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
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