フランスW杯を制し喜ぶジダン(中央)、アンリ(中央左)とフランス代表メンバー [写真]=Getty Images
レアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)で助監督を務める元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏が、元同代表FWティエリ・アンリの引退試合を行うべきだとの考えを支持した。同氏がフランス紙『レキップ』で語ったコメントをスペイン紙『マルカ』が2日に伝えている。
1日にMLS(メジャーリーグ・サッカー)に属するニューヨーク・レッドブルズを退団したアンリは、今後の去就について「キャリアの次の章については数週間かけて決める」と語っていた。しかし、イギリス紙『ロンドン・イブニング・スタンダード』など複数メディアは、古巣のアーセナルにコーチとして復帰するのではないかと報じているため、37歳という年齢を考えても現役引退の可能性が高い。
また、フランスサッカー連盟は2日、フランス代表が2015年3月26日にブラジル代表と対戦することを発表。ブラジル代表を破って優勝した1998年のフランス・ワールドカップ決勝の会場と同じスタッド・ドゥ・フランスで開催される。アンリは同大会で唯一、決勝だけ欠場していた。
ジダン氏は、この試合にアンリが招集される可能性があるかと問われると、「今まで彼がフランスサッカー界に貢献してきたことを考えると、彼にとってとても素敵な時間になるだろう」と語り、アンリの引退試合を後押ししている。