パリFCがバーレーン王家とパートナーシップ締結 [写真]=Getty Images
フランス2部パリFCは27日、バーレーンの王族がクラブの経営に加わることを発表した。
発表によると、バーレーン王家の政府系ファンドがパリFCの株式の20%を取得。また、同ファンドがクラブのメインスポンサーを務めるようだ。なお、現会長のピエール・フェラッキ氏は株式の77%を保有し、今後も筆頭株主を務めることになる。
パリFCは新たなプロジェクトにより、予算が約30%増加すると発表。今後の目標を「男子部門では3年以内のリーグ・アン(1部)昇格、女子部門では1部の上位常連になる」ことに設定している。また、イル・ド・フランス地域圏における若手の才能強化にも力を入れ、2018年に完成した練習施設のリソースを増やすことも発表している。一方、バーレーン国内においては、コーチや若手選手の開発において新株主をサポートしていくという。
パリFCは1969年に創設され、翌年にスタッド・サンジェルマンと合併してあのパリ・サンジェルマン(PSG)が誕生した。その2年後の1972年には再びパリFCとPSGの2クラブに分裂され、パリFCは1部から、PSGは下部から再出発した。しかし、時の経過とともに両者の立場は逆転し、パリFCの1部参戦は1978-79シーズンが最後に。1983年のラシン・パリとの分裂以降は4部や5部にも転落したが、2017-18シーズンから3季連続で2部リーグ・ドゥで戦っている。
By サッカーキング編集部
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