ハノーファー戦で失点に肩を落とす清武 [写真]=千葉格
ブンデスリーガ第33節が3日に行われ、日本代表MF清武弘嗣、同MF長谷部誠の所属するニュルンベルクと同DF酒井宏樹の所属するハノーファーが対戦。清武が先発出場となり、負傷離脱中の長谷部、ひざに痛みがあると報じられていた酒井はともにベンチ外で欠場となった。
試合は開始5分に動く。マイク・フランツの不用意な横パスをカットしたサボルチュ・フスティがフランティシェク・ライトラルとのワンツーから抜け出し、GKとの1対1を制して、アウェーのハノーファーが先制する。
2部自動降格圏の17位に位置する負けられないニュルンベルクは9分、清武の右サイドからの低く鋭いクロスに、ファーサイドでアダム・フロウシェクが合わせたが、GKロン・ロベルト・ツィーラーのファインセーブに遭い、同点ならず。
その後も攻め込むニュルンベルクだが、得点は挙げられず。ハノーファーもカウンターからゴールを狙って行く。前半を1点リードで折り返したハノーファーは51分に追加点。右サイドのパス交換からマヌエル・シュミーデバッハが抜け出し、そのままGKもかわして追加点を獲得する。
2点をリードされたニュルンベルクは56分に清武をベンチに下げ、トビアス・パチョニックを投入する。しかし、その後もネットを揺らすことなく、今シーズンのホーム最終戦を0-2で落とした。
敗れたニュルンベルクはリーグ戦6連敗。勝ち点1差の16位のハンブルガーSVも敗れたため、今節での2部自動降格とはならなかった。必勝を期す最終節はアウェーで日本代表DF内田篤人の所属するシャルケと対戦する。一方のハノーファーは2試合ぶりの白星となった。