来季からヘルタ・ベルリンでプレーする原口
浦和レッズからヘルタ・ベルリンへ移籍するFW原口元気は27日午前、ドイツへと出発した。
原口は、成田空港で報道陣に対し「いよいよという感じです。しっかりとした覚悟を持って行きたいし、必ず成長したい」と抱負を述べ、「インパクトを残すのが1つの成功の鍵。ゴールを決めたいですし、そこにこだわりたいし、形にもこだわりたい。二桁は取らないと。10ゴール決めれば、1つノルマは達成できるかなと思います」と具体的な数字を挙げて飛躍を誓った。
元浦和のMF細貝萌がヘルタ・ベルリンに所属していることについては「いろいろ話は聞かせてもらっていますが、助けてもらいながらも、あまり(細貝選手に)依存しないように、自分でも自立してやっていきたいです」とコメント。かつてドルトムントで活躍したマンチェスター・U所属の日本代表MF香川真司に話が及ぶと「あのインパクトを残せたらいいと思うし、目標はそこ。(香川選手は)日本人の評価を高めてくれた選手だと思うので、そういう選手に自分もついていけるように頑張りたいです」と語った。
さらに、原口は日本代表に関しても言及。ブラジル・ワールドカップでの戦いについて「非常に悔しかった。僕たちを代表していった日本代表が勝てなかったってことは残念だし、さらにそこに行けていない自分に対しても非常に悔しかったですね」と心境を告白。「なんでここにいないのかなって。悔しいなって。日本が負けて悔しいし、そもそもその力になれない、今の自分の力が悔しい。だから、4年後に…4年後というか、半年後とか1年後の話なんですが、日本の力になりたいです」と日本代表への思いを明かした。
取材=石井宏美