フライブルク戦で3試合ぶりの先発出場を飾ったFW原口元気 [写真]=Getty Images
日本代表MF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンは19日、ブンデスリーガ第4節でフライブルクとのアウェイゲームに臨み、2-2のドローに終わった。復帰戦となった原口は左サイドハーフで68分までプレー。守備的MFで先発した細貝はフル出場を果たしている。
前節のマインツ戦を1-3で落としたヘルタ・ベルリンは、その試合から4選手を変更。ブレーメンとの開幕戦で肩を負傷し戦線離脱を余儀なくされていた原口は3試合ぶり、細貝は2試合ぶりにスターティングメンバーに名を連ねた。
第3節終了時点で未だ白星がない両者の一戦は、序盤からアグレッシブな立ち上がりを見せたフライブルクのペースとなる。細貝を守備的MFに配した4-1-4-1の布陣を敷くヘルタ・ベルリンを攻め立てると、30分に右CKからボックス中央でユリアン・シーバーとの競り合いを制したマルク・オリヴァー・ケンプフがヘディングシュートでネットを揺らした。
受け身な戦いぶりが災いして先制を許したヘルタ・ベルリンだったが、36分にはすかさず同点に追いつく。ボックス手前、敵陣中央の位置でFKのチャンスを得ると、ロニーが左足で蹴ったプレースキックはGKロマン・ビュルキが反応できないスピードでゴール右に突き刺さり、試合を振り出しに戻した。
互いにハーフタイム明けから交代カードをそれぞれ1枚ずつ切ったなかで迎えた後半は、攻守が目まぐるしく入れ替わる展開となる。後半の頭から元チェルシーのサロモン・カルーを1トップに配したヘルタ・ベルリンだが、前半と同様に縦に早い仕掛けを見せるフライブルクの前に守勢を強いられる。
すると79分、ヘルタ・ベルリンは右サイドを崩されると、最後はボックス中央でカリム・ゲデの落としからフェリックス・クラウスにシュートを決められて失点。フライブルクを相手に再びビハインドを背負う展開となった。
なんとか勝ち点を持ち帰りたいヘルタ・ベルリンは、ニコ・シュルツの1発レッドカードで数的不利に陥りながらも、後半アディショナルタイムに再び直接FKからロニーが沈め、試合はそのまま終了。またしても今季初勝利を逃したヘルタ・ベルリンだったが、土壇場で同点に追いつき、敵地で価値ある勝ち点1を獲得した。
(記事/超ワールドサッカー)
【得点者】
1-0 30分 マルク・オリヴァー・ケンプフ(フライブルク)
0-1 36分 ロニー(ヘルタ・ベルリン)
2-1 79分 フェリックス・クラウス(フライブルク)
2-2 90分+6 ロニー(ヘルタ・ベルリン)