レヴァークーゼン戦にフル出場した内田 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第9節が25日に行われ、レヴァークーゼンとDF内田篤人が所属するシャルケが対戦した。内田は右サイドバックで先発出場している。
リーグ戦で引き分けが3試合続いているレヴァークーゼンは、ホームで4試合ぶりの勝利を目指した。一方、ロベルト・ディ・マッテオ新監督の初陣となった前節のヘルタ・ベルリン戦を2-0で制したシャルケは、今シーズン2度目の連勝を狙いアウェー戦に臨んだ。
立ち上がりから主導権を握ったのはホームのレヴァークーゼン。前線からの激しい守備でペースをつかむと、4分には右サイドのFKからエミル・スパヒッチがヘディングシュートを放った。
アウェーのシャルケも7分に反撃。オーバーラップした内田のクロスにユリアン・ドラクスラーが頭で合わせる。しかしボールはGKにキャッチされ、得点には結びつかなかった。
その後は、レヴァークーゼンが右サイドを中心に攻撃を仕掛け、シャルケを揺さぶる。25分にシュテファン・ライナルツが負傷交代するアクシデントが発生しても試合の流れは変わらない。28分にはGKラルフ・フェールマンの好セーブに阻まれたが、ハカン・チャルハノールが際どいミドルシュートでシャルケゴールを脅かした。
劣勢のシャルケは34分、ロングボールからクラース・ヤン・フンテラールにチャンスが訪れたが、相手DFに阻まれてシュートは打てず。カウンター以外に攻め手はなく、レヴァークーゼンの攻撃に耐える状況が続いた。
互いに無得点のまま迎えた後半も、積極的な守備からレヴァークーゼンがペースを握る。すると53分、ついにスコアが動いた。ペナルティーエリア手前左の位置でFKを得ると、チャルハノールが直接ゴールを決めて、レヴァークーゼンが先制した。
失点を喫したシャルケは56分、チネドゥ・オバシに代えてシドニー・サムを投入。しかし、逆にカリム・ベララビやチャルハノールにシュートを許すなど、状況は好転しなかった。
試合を優位に進めるレヴァークーゼンは、終盤に入っても運動量が落ちず、シャルケに付け入る隙を与えない。追加点こそ生まれなかったが、83分にはソン・フンミンがミドルシュートでゴールに迫るなど圧倒。85分にティン・イェドヴァイがラフプレーで退場処分となったが、最後まで危なげない戦いを見せた。
試合はこのままタイムアップとなり、ホームのレヴァークーゼンが1-0で勝利。一方、シャルケはディ・マッテオ監督が就任してから公式戦3試合目で初の黒星を喫した。なお、内田はフル出場している。
【得点者】
1-0 53分 ハカン・チャルハノール(レヴァークーゼン)