先制点を挙げたヘルタ・ベルリンのFWシーバー(中央) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第15節が13日に行われ、MF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンと、MF香川真司が所属するドルトムントが対戦した。
4勝2分け8敗の勝ち点14で並ぶ両チーム。得失点差で15位に位置するヘルタ・ベルリンが、14位のドルトムントをホームに迎えての対戦となった。細貝と香川がベンチスタートで、原口はメンバー外となっている。
試合序盤はお互いが決定機を作れなかったが、26分にヘルタ・ベルリンは、エリア手前の右でロニーがマティス・ギンターに倒されてFK獲得。これをロニー自身が直接狙うが、ボールはわずかにクロスバー上部に外れた。33分にドルトムントにアクシデント発生。ミドルシュートを放った直後にヘンリク・ムヒタリアンが右足の太もも付近を押さえ座り込み、そのまま交代。35分にヤクブ・ブワシュチコフスキがピッチに送り出された。
ヘルタ・ベルリンは40分に、ペア・シェルブレットが高い位置でブワシュチコフスキからボールを奪うと、ユリアン・シーバーにパス。ドリブルを仕掛けたシーバーがDF1人をかわしてエリア内に侵入し、さらに切り返してDFをもう一人かわしシュートを放つと、枠の右に突き刺さり先制点となった。
44分にドルトムントは、右サイドからのアーリークロスにピエール・エメリク・オーバメヤンがヘッドで合わせるが、枠をとらえられない。45分にヘルタ・ベルリンは、またも高い位置でボールを奪うと、ロイ・ベーレンスが抜け出し、GKとの1対1となるが、これはミチェル・ランゲラクが好セーブを見せて追加点を防いだ。
前半はドルトムントにミスが多く思うように攻撃へ繋がらない中、ヘルタ・ベルリンが先制し1点リードで折り返す。
後半に入って58分、ロニーのスルーパスに反応したアニス・ベン・ハティラが左サイドを抜け出すと、自らエリア内に侵入しシュートを放つが、枠をとらえられない。一方のドルトムントは、後半からセバスティアン・ケールに代えてアドリアン・ラモスを投入するも、前半同様にミスが多く、攻撃の形が作り出せない。
69分、ヘルタ・ベルリンはシェルブレットとベン・ハティラに代えて細貝とヨハネス・ファン・デン・ベルクを投入。73分にドルトムントは、エリア手前の左でFKを獲得し、イルカイ・ギュンドアンが直接狙うが、壁に直撃。それで獲得した左CKから、マッツ・フンメルスがヘッドで強烈なシュートを放つも、GKトーマス・クラフトの正面だった。
83分にドルトムントは、ネヴェン・スボティッチに代えてヌリ・シャヒンを投入。香川は2試合連続で出番がなかった。86分には、右サイドからのクロスにチーロ・インモービレがバックヘッドで合わせると、ゴール右隅をつくがクラフトが好セーブ。さらに87分にオーバメヤンが左サイドからクロスを上げると、フリーのインモービレが頭で合わせるが、枠を外れた。
試合はこのまま終了し、少ないチャンスを活かしたヘルタ・ベルリンが前半の1点を守りきり、1-0でドルトムントに勝利。連敗を2でストップした。
【得点者】
1-0 40分 ユリアン・シーバー(ヘルタ・ベルリン)